金魚や熱帯魚を飼育し始めて、多くの方がまず疑問に思う事だと思います。
「そろそろ水槽の汚れが目立ってきたし掃除しようかな」と思ったは良いが、
「そもそも魚って入れたままでいいのかな?」と思う方もいるのでは。
そこで、【水槽の掃除をする時に魚は入れたままでいいの?】
また、【水槽の掃除ってどうやるの?】をテーマに、
我が家も熱帯魚を飼育しているので、体験談も交えて紹介させて頂きます。
水槽の掃除は魚を入れたままで!これが魚を移すより影響が少ない!
水槽の掃除は、基本、魚を入れたまま行います。
むしろ、入れたままで行ってください。
その理由として、魚を別な容器に移す為に、
魚を網などですくった際に、魚の体を傷つける可能性があります。
また、慣れないうちは魚をすくうのに手間取ってしまい、
魚をたくさん追いかけ回していまいます。
その為、魚に大きなストレスを与えてしまいます。
それらが原因で傷口からバイ菌などが入り込み、
病気などが重症化して悲しい事になりかねません。
最初は魚もビックリして、水槽をバタバタ泳ぎ回るかと思いますが、
段々慣れてきます。
慣れてくると、逆に寄ってきたりもします。
ちなみに、うちの熱帯魚も最初の水槽の掃除の際、
ビックリして水槽をバタバタと泳ぎ回っていましたが、
今では掃除の邪魔にならないように気を遣ってくれているのか、
スーッと避けるように泳いでくれます。
なので、水槽の掃除の際は、魚を入れたままで行ってください。
もちろん、出来るだけ静かに、魚を傷つけないように注意しましょう。
水槽の掃除方法や頻度は?必要な道具や水の適切な交換量もご紹介!
今回の一番のテーマについて解説したところで、
ここからは、実際の水槽の掃除の仕方などについてご紹介していきます。
と、その前に魚といっても、金魚や熱帯魚、海水魚と色んな種類がいます。
その中でも今回は、熱帯魚をベースにご紹介していきます。
まず、水槽の掃除は、1~2週間に1回のペースで行うと良いです。
目安としては、水が汚れていたり異臭がしたら、
水替えと一緒に掃除のタイミングです。
全然掃除をしないのは論外ですが、逆に掃除のやり過ぎは、
魚たちへ疲労やストレスを与えたりしますので、
過度にやり過ぎないペースで行いましょう。
ただし、エサの食べ残しやフンは腐敗してしまうと、
毒素が出てきて魚たちへ悪影響を与えますので、
見つけたら速やかに取り除くようにしましょう。
さて、掃除の準備からですが、必要なものから紹介します。
- 大きなタオルやビニールシート
- バケツ
- コケ取り用のヘラ、スポンジ
- プロホース
- トリミング用のハサミ
基本セットはこれくらいになります。
他にもあれこれ必要だなと思ったら、追加していくと良いと思います。
ちなみに私は、「あれこれ必要だな」とか「これ便利そうだな」と
追加したものの、実際に使ってみて要らなかったとか、
思ったより使いづらかったものもあったりしたので、
慣れてきた頃によく考えてからの追加をおすすめします。
私みたいに無駄使いなりませんように…(笑)
掃除に必要なものが揃ったら、レッツ!お掃除!!
と、行きたいところですが、
ここでもう1つ始める前に大事な準備があります。
お分かりかとは思いますが、各電源コンセントは抜きましょう!!
特にヒーターの電源は必ず抜きましょう!!
ヒーターはとても高温になっています。
もし万が一でも触れた場合、ヤケドなどのケガをしたり、
または水を抜いた際に空焚きとなって、ヒーターが故障する可能性があります。
ですので、ヒーターの電源はまず最初に抜いておきましょう!
ここまでの準備が整ったら、いよいよ掃除スタートです!
①水槽内のレイアウトを外に出して、掃除をします。
レイアウト用の石や置物、魚達の隠れ家などについた
コケやヌメリをキレイに掃除して取り除きます。
掃除した後には残り汚れがないか、手で触ったりして確認しましょう。
残っていると、すぐにまた汚れたり、コケが生えてしまったりします。
②水槽のガラス面のコケや汚れ、ヌメリを掃除します。
コケ取り用のヘラや、スポンジを使ってキレイに掃除していきましょう。
ここで、水槽内に入っているコードやホース類も一緒に、
スポンジ等で掃除していましょう。
水槽の繋ぎ目部分のシリコンを傷つけないように気を付けてください。
③水草の痛んだ所や長く成長し過ぎた所をトリミングします。
水草の痛んだ部分は水を汚す原因にもなりますので、
トリミングして取り除きましょう。
また、成長し過ぎた部分をそのままにしておくと、
水槽全体がジャングル化して水が循環しにくくなり、
ろ過能力の低下に繋がります。
なので、適度にトリミングして、整えてあげましょう。
④底砂を掃除しながら、水抜きをします。
プロホースを使って、底砂に落ちているフンや
エサの食べカスなどのゴミを吸い取っていきながら、
水抜きをしていきます。
ここで注意してもらいたいことがあります!
一度に抜く水量は水槽全体の約30%程度!
どんなに水が汚れていても水槽全体の50%まで!
「なんで汚れている水を残さないといけないの?」
「全部変えた方がキレイな水100%で魚も喜ぶでしょ!」
と、思うかも知れませんが、これを守らないと、魚たちに悲しい事が起きます。
魚は急な水質変化に敏感な生き物です。
もし、万が一、水槽の水を全部変えたとしましょう。
そうしたら、魚たちはその変化にビックリしてしまい、
遂には対応できなくて、悲しい事になってしまう恐れがあります。
なので、必ず守ってください!!
⑤新しい水を作り、水槽へ入れます。
バケツに新しい水を作って、水槽に入れていきます。
ここもお分かりかとは思いますが、必ずカルキ抜きした水を入れましょう。
そのまま水道水を入れてしまうと、どうなるかお分かりですよね?
はい、そうです。魚たちが悲しい事になります。。
ここでさらにポイントなのですが、
水を入れる際にバケツから直接ジャバーーッと流し入れてはいけません。
なるべく静かに入れましょう。
その際に、片方の手を受け皿にしたり、受け皿になるような容器を
水槽の中に入れたりして、水を入れていきましょう。
そうすることで、魚たちへの影響も少なくなり、
また、底砂が舞い上がらなくて済みます。
⑥レイアウトを元に戻します。
ここまで済んだら、後は石や置物、
魚たちの隠れ家などを元に戻して水槽の掃除は終わりです。
また、ここでも注意したい事があります。
レイアウトの配置を出来るだけ変えないようにしましょう!
これも魚たちにとっては環境変化になり、少なからずストレスになります。
自分たちに置き換えると、
「…えっ!?自分の部屋がなくなってる!!」
「私のベットどこに消えた!?」
ということです。
魚たちも自分たちと一緒で、居心地が良い場所があります。
そこが無くなっていたらビックリして、ストレスになってしまったり、
居心地が良い場所を見つけられなくて、ソワソワしながら泳ぎ回ります。
魚たちも自分たちと一緒でちゃんと休んだり寝たりする生き物です。
ですので、レイアウトはなるべく変えないようにしましょう。
ちなみに、私も最初の頃、あれこれ置物を入れたり、配置を変えたりして、
病気にさせてしまった経験があります。
謝りまくりました…。
まとめ
今回は、水槽の掃除の時に魚を入れたままで行って良いのか、
また、熱帯魚をベースに水槽の掃除の仕方について紹介しましたが、
魚たちも私たち人と同じで疲れてりストレスを感じる生き物なのです。
魚たちもゆっくり過ごしている所に、騒がしくされると嫌なものです。
また、汚れている水槽を見ても、こちらとしてもいい気分はしませんよね。
私も日頃、仕事や家事などが忙しく、掃除できない時もあったりして、
「申し訳ないなぁ」と汚れた水槽を見ながら、思う日もあります。
しかし、キレイになった水槽を見ると、
飼っている魚に「水槽キレイになったよー」「気持ち良いかーい?」と
元気に泳ぎ回っている姿に癒されながら、つい声をかけてしまいます。
私たちがちゃんと手をかけて大事に飼育していれば、
魚たちも優雅に美しく泳ぎ回って、私たちを癒してくれたり、
楽しませてくれたりして答えてくれます。
自分たちと魚たちがこうやって想い合って、生活していけたら良いですね。