何らかの理由で会社を退職した時、その後で職探しをすることになったら、
失業給付金をもらいながら金銭の不安を軽くして、転職活動をしたいですよね。
この際の失業給付金を受給することについて、
制度の利用方法を知らないと、うっかりもらい忘れてしまうこともあります。
うっかりミスで無収入で就職活動をしないためにも、
失業給付金受給に必要な手続きを確認しておきましょう。
そして、万が一のもらい忘れた場合はどうすれば良いか、紹介させて頂きます。
失業給付金の通常の申請方法や受給の流れから条件を解説!
ここでは、退職後にこれから失業給付金の申請を考えられている方へ、
申請の流れや条件を記載しておきます。
簡易的な説明にもなりますので、これでもご自身の受給可否がご判断できない方は、
ハローワークをお訪ねしてみてください。
失業給付金の受給資格
雇用保険の「一般被保険者」の失業給付金の受給条件は、以下の通りになります。
「離職の日より前の2年間の間に、被保険者期間が通算して12か月以上あった場合」 (離職理由や傷病期間がある場合によっては、この期間が変わってきます。)
なので、同じ会社に2年以上勤めていた方であれば、問題なく受給資格があるものとなります。
失業給付金を受給するには、手続きが必要!
しかし、会社を退職したからと言って、自動的に給付金は受給できません。
ご自身が住んでいる地域を管轄するハローワークへ行き、
離職票等を提出したうえで、受給資格の決定を受けなければなりません。
離職理由が「自己都合」の場合、受給決定を受けたうえで3か月の待期期間が必要です。
つまり、ハローワークで失業給付金の受給手続きをしないと、
3か月の待機期間のカウントすらはじまらないということです。
~考え方としての例は以下です~ 2020年4月末に自己都合で退職した場合でも、 ハローワークで受給手続きをしたのが7月だったとすると、 7月から更に3か月+αの待機期間ののちの時点で就職していない場合、 失業給付金の受給がスタートすることになります。
- 退職してから半年後に就職できたけど、その間無収入で精神的に追い詰められた!
- せっかく就職したけど再就職手当がもらえなかった!
こんなことにならないよう、元勤務先から離職票が発行されたら、
早めにハローワークで失業の手続きをすることを、おススメします。
失業給付金をもらい忘れたときでも手続き可能な延長期間や受給条件!
ここでは失業給付金の申請を忘れた場合について、紹介します。
うっかりして忘れていたり、やむを得ない事情で申請ができなかった際など、
実は申請が遅れても受給できるケースもあるようです。
離職の日の翌日から1年以内であれば手続き可能!
うっかりハローワークへ行かないまま半年経ってしまい、
転職活動をしていたのに、転職が出来なかった場合、
離職の日の翌日から1年以内であれば、失業給付金の受給手続きは間に合います。
給付金の受給期間のお尻は決まっていますので、
スタートが遅くなると、給付日数がもらいきれない可能性もありますが、
状況によっては受給期間が延長される場合もありますので、
まずはハローワークに相談してみましょう。
再就職までに失業給付金を全く受給しなかったら、被保険者期間が通算!
再就職までにハローワークを利用せず、
失業給付金やその他手当を受給しなかった場合は以下の考え方になるようです。
「離職日の翌々日から1年以内に再就職した場合は、 前の会社での雇用保険の加入期間と、 再就職先での雇用保険の加入期間が通算されます。」
つまり、前職の雇用保険加入期間に、
再就職先での雇用保険の加入期間がプールされるということになります。
この雇用保険の加入期間は次に退職したときに、
失業給付金の受給日数の計算などが変わってきますので、
失業給付金を全く利用しないというのも、選択肢の一つかと思います。
まとめ
転職活動をするときには、人それぞれ状況が違うかと思います。
上記で紹介したように、失業給付金が必要な場合は、
なるべく早くハローワークで失業給付金の受給手続きをすることをお勧めします。
うっかり忘れてしまった場合は、
離職日の翌日から1年以内であれば手続きが可能です。
残り日数によってはそのまま再就職を目指すのも選択肢の一つになりますので、
まずはハローワークに相談してみましょう!