特に梅雨の時期になると、いつにも増して気になるしつこいカビ汚れ!
お風呂場はさることながら、壁に天井に、
箪笥の裏側などにも発生するやっかいな菌。
やつを目にする前に、何か事前に行える対策はないものか…。
そうだ!空気清浄機で空気を循環させれば、カビを撃退できるのでは!?
思い立ったらすぐ行動!ということで、
空気清浄機の効果のほどを調べてまいりました。
空気清浄機の大きな効果の4つ!花粉症からカビやウイルス対策など!
空気清浄機の効果のほどはその名の通り、空気を綺麗にしてくれること。
ただ、どういった構造により空気のきれいさを生み出しているのか…。
それはいまいちピンときませんよね。
その謎を簡単に説明しますと、
『空気清浄機は室内に舞うホコリやチリなどを吸い込み、
清浄機内のフィルターでろ過することによって、
クリーンな空気を生み出している』
って構造なのだとか!
そして、その機能がいったいどんなお悩みに効果をもたらすのか…
それをここではざっと紹介したいと思います。
花粉・ハウスダスト対策
空気を循環してキレイに保つことを目的として作られた、
空気清浄機ならではの代表的な効果としてはこの二つ。
年々、花粉症に悩まされる方が右肩上がりとなっており、
4人に1人の確率で発症しているのだとか!
そんな花粉にお悩みの方に、空気清浄機の機能には「花粉モード」など、
それに特化した専用のモードが搭載されているものがあり、
重度の花粉症でも病状の軽減を実感できた方が多いようです。
そしてこの花粉と同じように、
粒子状に空気中を舞っているハウスダストにも効果的です。
ハウスダストによるアレルギー症状はかなりやっかいで、
下手をすれば一年中悩みの種になるもの。
ハウスダストを大量に吸いこみ続けることによって、
喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎など
様々な病気に繋がる可能性もあります。
こちらは免疫力の低下しているお年寄りの方や、
赤ちゃんなどが掛かりやすいと言われているので、あると安心感が違いますよね。
そんな二つのアレルギー症状の元凶に、空気清浄機は大活躍!
室内のしつこいニオイ消臭効果
空気清浄機は、室内の嫌な臭いにも効果を発揮する種類も存在します。
100%クリーンな空間は作れませんが、気になるペットのにおいや、
生活をする上で避けられないニオイのもとを作る料理、
部屋干しなどをした際に部屋に残る独特なニオイを軽減させることは可能です。
まったくしない状態と比較すればその違いは一目瞭然です。
風邪に最適ウイルス対策
それから、風邪など様々なウイルスを軽減させる効果もあります。
この機能に関しては粒子の細かいウイルスをキャッチするための、
微細であり高性能フィルターが搭載された、
空気清浄機オンリーの効果となっていますので、
購入の際はウイルス対策効果が期待できるかに焦点をおき、
値踏みしてみてください。
ちなみに、風邪やウイルスの場合は空気のきれいさも大切ですが、
それと同時に、出来るだけ乾燥しない空間を作ることも大事なポイントです。
その場合は、加湿器機能も搭載されている空気清浄機を選ぶと効果UPです。
カビ対策
そして、肝心のカビ対策についてなのですが、
今までの流れを踏まえてお話しすると、
カビも粒子であり対策としては、空気清浄機も理にかなっています。
最新の空気清浄機には、
プラズマイオンやマイナスイオンなどが備わっているものがありますよね。
イオンというのは、電気を自身の回りに纏った原子のことです。
このイオンを空気中に放出して化学反応を起こさせ、カビを分解するのです。
結果として、空気清浄機はカビ予防にも効果を発揮することがわかりました!
ですが、これには注意点も存在します。
今まで紹介した効果すべてに言えることですが、予防に100%は存在しません。
どんなに高性能な清浄機を買ったとしても、
現時点ではカビをある程度抑える効果がある、
という事を頭に入れて過信しないことが大切です。
もう一つ、空気清浄機の効果をしっかり発揮するために、内部掃除は必須です。
フィルターの掃除は絶対であり、ここを怠ってしまうと最悪の場合、
空気清浄機自体がカビに汚染され、空気をきれいにするどころか、
カビをまき散らす元凶と化してしまうのです。
なので、フィルターのお手入れは欠かさず、キレイな空間を持続しましょう!
改めて基本的なカビの勉強を!温度や湿度による発生原因や繁殖条件!
実際、カビというのはどういう条件のもと、
発生するのか気になりませんでしょうか?
なんとなく、湿度による問題かな?という確信のない知識はあるものの、
私たちはカビに対して無知すぎる!ということで、
根源を断つべくカビについて知ろうではありませんか!
気になるカビの発生条件、それはカビの生態が関係しています。
まず、カビは空気中に数個から数千個という、
途方もない数で舞っている胞子が、室内のあらゆる場所に付着。
そして、そのカビの過ごしやすい温度が5℃から35℃前後であり、
付着先の表面に存在する栄養と水分により成長していくのです。
ちなみにカビは家に使われている、殆どの建材を食することができるのだとか。
他にもホコリやチリ、さらにはダニの死骸までカビの食事となる訳です。
そう、カビが存在するには温度、湿度、栄養が必要不可欠なのです。
なので、その三つの要素が残酷にも揃ってしまう場所で、
水、ほこりが溜まりやすく、日常的に触れないような所などで
ぬくぬくと育っていくのです。
徹底的なカビ排除や対策の方法!発生原因の湿度をアレで抑えよう!
上記の通り、空気清浄機のみではカビを100%予防するのは不可能です。
なので、カビの発生を100%とはいわずとも極力抑えたい方の為に、
空気清浄機にプラスした、カビ撃退方法をお教えしたいと思います!
カビ発生のパターンは数多く存在しますが、共通するのは部屋の換気です。
晴れた日に窓をぱーっと開け放つだけでも湿気に効果があります。
ですが、梅雨の時期や冬の時期など窓を閉め切ってしまう場合には、
なかなか難しいですよね。
そんな時は除湿機の登場です。
除湿器とは空気中の水分を液化し回収する機械であり、空気乾燥ができるため、
室内干しの洗濯物などを乾かすのに用いられてることで有名ですね。
そんな除湿器で湿気を吹っ飛ばしながら、空気洗浄機で空気中のカビ胞子や、
カビの食事となるホコリなどを撃退すれば、もう怖いものなしです!
温度、湿度、栄養を断てばこっちのもんですね!
ちなみにですが、空気清浄機と除湿器のダブル使いで気になるのは、その電気代…。
種類によって値段に差は出てくるものの、
空気清浄機の一か月の電気代はフルで使った場合でも高くて200円程度、
省エネモードが搭載されたものだともっと安く使えます。
除湿器の場合は、一か月フルで使った電気代は5,760円程度と、
かなりお高めの値段設定です。
なので、除湿器は湿気の溜まる季節限定で使用するのをお勧めします!
まとめ
室内のカビ対策は、湿気とカビ胞子が存在する限り、永遠の課題でもあります。
吸い込み続けると体に悪影響を与えるものでもあり、
見て見ぬふりするには限界がありますよね。
そんな時は、世に出回っている便利な家電用品を上手く活用して、
カビとは無縁のきれいな空気を取り入れて、
心も体もリフレッシュしてきましょう!