みなさんは日焼けで辛い経験をしたことがありますか?
特に肌が真っ赤になってしまう人は、
ヒリヒリする痛みに悩まされたりするのではないでしょうか。
とはいえ、「どうせただの日焼けだし」と軽く考えて、
そのまま放置している人も多いと思います。
しかし、実は日焼けあとの肌は猛烈にダメージを受けている状態で、
極端にいえばケガをしているのと同じなんですね。
ケガをしたら、みなさん何かしらケアや治療をしませんか?
それと同じで、日焼けあとも正しいケアが必要なんです。
日焼け後の赤みや痛みが引かないのは対処法が誤り!?まずは冷やせ!
日焼けの赤みや痛みを治すために最初にやるべきこと、それは冷やすことです。
日焼けした肌というのは一種の炎症反応が起きている状態です。
簡単にいうと、肌が火傷しているんですね。
なので、まずは冷やして炎症をおさえ、赤みをとる必要があります。
炎症がひどくなれば、水ぶくれやむくみ、脱水や熱射病などのトラブルになり、
重症化する場合もあるので注意して下さい。
適切なケアをせず、赤みを放置すれば、
後々肌にシミやくすみが出る原因にもなってしまいます。
痛いからといって薬に頼らず、まずは冷やして赤みをとることが先決です。
日焼け後72時間以内に正しいケアをすることで、
肌への影響を最小限に抑えられるといわれていますよ。
では、具体的な方法をみていきましょう!
日焼けをしたら、まずはすぐに冷やしてあげましょう。
- 濡れタオルや氷水で冷やす。
- 保冷剤をタオルでくるんで冷やす。
- 冷たいシャワーで日焼け部分を冷やす。
冷やしたあとは保湿を入念に行いましょう。
日焼けした肌は水分が奪われて、まるで砂漠のような状態です。
潤いをたっぷり与えてあげて下さい。
- 化粧水でたっぷりみたす!
- 乳液やクリームで潤いを閉じ込める!
- 水を飲んで体内の水分補給も忘れずに!
よく色黒になりたくない!と言って美白化粧水を使う方がいますが、
炎症がおさまるまでは使用しないことをおススメします。
日焼けで相当なダメージを受けた肌には、美白成分は刺激が強すぎるためです。
十分な睡眠をとりましょう。
良質な睡眠は体内の疲労をとるだけではありません。
新陳代謝を活性化し、肌のターンオーバーを促進するという効果もあるんです。
ターンオーバーとは、肌の表面が生まれ変わる過程のことをいいます。
日焼けによってうまれたメラニンは、
ターンオーバーによって少しずつなくなっていくんですね。
健康な肌をとり戻すためには、
ターンオーバーのサイクルを安定させることがとっても大切です。
体内からもケアをしてあげましょう。
肌が赤くなる日焼けには、身体の内側からのケアも欠かせません。
肌の修復を促し、メラニンの生成も抑制してくれる栄養素を、
積極的にとっていきましょう。
たとえばビタミンCはシミの原因である、
メラニンの生成を抑制する効果があります。
また、たんぱく質は身体の組織や筋肉を作る重要な栄養素です。
痛んだ肌の下で新しい皮膚が作られる大切な材料となりますので、
意識して摂取したいですね。
国によっても変わる?日焼けで肌の色が赤くなる人とならない人の違い!
日焼けの赤みや痛みには適切なケアが必要だ、
ということがみなさんも分かったと思います。
しかし、世の中には日焼けをしても肌が赤くならない人も一定数存在しますよね?
実は、日焼け肌は大きく3つに分類できるそうです。
パターン1:赤くなる
パターン2:赤くなって黒くなる
パターン3:黒くなる
日本人はパターン1とパターン3がそれぞれ15%ほど。
残りの70%はパターン2なんだそう。
どうしてこのような差がうまれるのでしょうか。
これは、個人の肌にあるメラニン生産能力の差からうまれるようです。
メラニンは肌のシミやくすみの原因になると悪者扱いされがちですが、
大切な役割も持っています。
本来は肌細胞を守り、老化や肌トラブルを守るために作られるものなんですよ。
パターン1や2の肌は、このメラニンが細胞を守り切れていない状態にあり、
そのため炎症を起こして赤くなるんです。
日焼けをして肌が黒くなる方は、メラニンを作る力が高めってことみたいですね。
日焼け後に肌が黒くなる人ってどうなの?どんなケアをすべき?
赤みが出ずに肌が黒くなる人は、外部の刺激から肌を守る力が強いようです。
では、全くトラブルがないのか?と言われると、そうとも言い切れません。
日焼けは火傷と一緒です。
ダメージが0というわけにはいきませんよね。
ヒリヒリ痛みが出ることもないので、
その分アフターケアをおろそかにしがちというデメリットもあります。
放置すると肌細胞の修復が遅れてしまい、くすみや肌荒れの原因にもつながります。
「赤くならないし、特に痛みもないから平気だろう」、
と思って長い間放置すれば、肌への負担もその分増えていきます。
自分は大丈夫と思わず、
「今日はちょっと日焼けしたかもなぁ」
と思った時は、肌を労わってあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
日焼けを甘く見ていると、将来肌の不調を招いてしまうかもしれませんね。
私はすごく日焼けしやすく、すぐに黒くなります。
学生の頃まだ日焼けの恐ろしさを知らず、
何の対策もなしに野外でサークル活動をバンバンやっていました。
おかげで夏休みが明けた頃には、別人のように真っ黒に日焼けしてしまいました。
友人には「海外にでも行ったの?」と言われる始末です。
その後日焼けは肌にそうとう悪いと知り、
急いで強力な日焼け止めを購入しました。
その頃のツケがいつまわってくるのか、内心ビクビクしています。
今では日焼け止めを塗る、帽子や日傘を使用するなど、気を遣っています。
みなさんもきっとそうですよね?
しかし、いくら対策をしたとしても人は日光を浴びずには生きていけません。
適切なアフターケアを知ることで、たとえ日焼けをしたとしても、
トラブルから肌を守ることができます。
ぜひ正しいアフターケア方法を知り、
うっかり日焼けから自分の肌を守ってあげて下さいね!