近年、台風が増加する中で台風対策が非常に重要とされています。ご家庭にある物干し竿もその一つです。
物干し竿くらい細いものなら大丈夫、飛ばされるわけはない、と考えてしまうかもしれません。
しかし、物干し竿が飛ばされてしまう事はあります!
そのままにしておくことは避けて、〈固定する〉〈下ろす〉〈しまう〉などをしてしっかり対策をしましょう!
台風で物干し竿は本当に飛ぶのか?多くの方のリアルで恐怖な体験談!
物干し竿は細く、重さもそれなりにあるので、風の力で飛ばされないと高をくくっている人も少なくないと思います。
しかし、実際に飛ばされてしまったという方は沢山います!
そして何よりも私自信が強風で物干し竿を落とし掛けた経験をして、恐怖を味わっています。
【私の物干し竿が吹っ飛んだエピソード】 あれは結婚してアパートの2階に越して初めての春の事でした。 その時は、転落防止ストッパーを100均で購入し、竿の左右端の辺りにひとつずつ付けていました。 これさえ付けていれば安心と思っていた私は、強風が吹いていても、物干し竿がガタガタと音を立てていても、気にすることはありませんでした。 しかし! ある風が強い日に車で出かけて帰ってきてふと自分の部屋の窓を見上げると…物干し竿が片方だけ落ちてる!!! 凄く驚いて慌てて物干し竿を付け直しました。 確認したところ、ストッパーが徐々にズレ、取れてしまったようでした。 もし、もう一方も取れて下に落ちてしまったら…と考えるとゾッとしました。 この経験から物干し竿は落ちる!飛ばされる!可能性がある事を確信しました。
調べてみると、私の他にも強風や台風で、物干し竿が落ちてしまった経験をしている人は沢山いることが分かりました。
「道路に転がる我が家の洗濯物と物干し竿に絶句!」
「風が強いと思ったらマンションの8階から物干し竿が落ちた!」
「強風でマンションの上の階から物干し竿が落ちてきた!」
「物干し竿が車に突き刺さって賠償責任が…。」
こんな体験談が沢山出てきました。
実際に物干し竿が飛ばされるという事は起こりうるという事です。
そして、もし落ちたらどのような被害が起こってしまうのか。
隣の家の窓ガラスを割ってしまったら…下に車があったら…下に人がいたら…そうならない為の対策を考える必要があります!
物干し竿が台風で飛ばされない為の対策!やっぱり台からおろすべき?
物干し竿が飛ばされない為には以下の方法があります。
- しっかりと固定する。
- 下に下ろす。
- 家の中に入れる。
まずはしっかりと固定する方法です。
上記の様に100均のストッパーのみでは飛ばされる可能性があります。
ストッパーの数を増やしたり、結束バンドや紐でしっかりと括り付けたりした方が安心感はあると思います。
しかし、普段から結束バンドや紐で縛っている場合、劣化している可能性がある為、切れてしまう恐れがあります。
その場合は台風前に状態を確認したり、新しいものに付け替えたりすることをお勧めします。
次に、ベランダや庭など地面に物干し竿を下ろしておくことです。
下ろすことによって風を受けにくくするため、飛ばされにくくなります。
下に置いて尚且つ何かに括り付けて固定することができたら、より安心することが出来ます。
そして、一番安心なのが家の中に入れてしまう事です。
これは部屋の大きさなどによってはできない事もありますが、玄関に立てかけておいてもよいので、出来る場合は一番安全といえるでしょう。
ただし、家の中で立てる場合、竿の中や隙間から泥水が出ることがあるので注意!
(私は経験済みです!掃除で一苦労でした…)
どのくらいで飛ばされる?風の強さの目安を人の歩行に表現すると?
風速○○メートルというのは台風の時や強風の時に、天気予報やニュースでよく耳にします。
しかし、それはどのくらいの強さなのか?
風の目安は以下のようです。
- 風速10~15メートル:歩きにくい
- 風速15~20メートル:転倒する人もいる
- 風速20メートル~:立っていられない
台風の暴風域は風速25メートル以上なので立っていられないレベルの風、ということでしっかり対策することが必要といえるでしょう。
また、風速20メートルくらいから、物が飛ばされ始めるようです。
だからといって、風速15メートル以下なら大丈夫と思うのは危険と思います。
なぜならその中で瞬間風速というのもあり、その一瞬で飛ばされてしまう可能性があるからです。
台風でなくても風速10メートル以上の時は警戒するに越したことはないでしょう。
まとめ
物干し竿が落ちかける体験を経て、私は普段から100均の転落防止ストッパーを左右で2つずつ付け、更に台風の前には家の中に入れるようになりました。
大きな被害が起きてしまってからでは遅いです。
対策方法を覚えておけば、台風の直前に焦ったり、台風が来てから慌てて外のものを中にしまうこともありません。
これらは物干し竿に限ったことではなく、台風前にはベランダや庭に置いている物をしまう等の確認を怠らずに、できることをして台風にしっかり備えることは、自分にとっても周りの人にとっても重要です。
自分の家のものが強風で飛んで、その先に家があるかもしれない、車があるかもしれない、人がいるかもしれない、その「もしかして」という想像が台風から人や物を守ってくれると思います。
台風はどうしても被害に遭うことがあり得ます。
しかし、その中で自分で防げることは予測して防いでいく必要があると思うのです。