夏になると日本列島を襲う「台風」。
台風が発生するたびに、「また台風か」なんて、イヤな気持ちになる人も多いと思います。
大雨、暴風をはじめとした台風の被害の中でも、この季節、起こったら一番イヤなのが「停電」。
エアコンも、冷蔵庫も使えなくなったら、大変ですよね。
最近では、2019年に発生した「台風15号」により、千葉県で大規模な停電が発生しています。
雨風の対策のために窓を完全に閉め切った状態で、さらにエアコンまで使えないとなったら、想像しただけでも…地獄のような状況ですよね。
この「停電」による被害も、暴風、大雨と同じように対策をしておく必要があります!
停電で熱中症になってしまわないように、日頃から備えをしておきましょう!
「備えあれば、憂いなし」といいますからね。
それでは、どんな備えをすればいいか、説明していこうと思います。
停電時の暑さ対策に使える必須グッズ!停電したら必要なものの夏編!
停電による暑さ対策で大切なポイントは、「電気がなくても使える」ことです。
この「停電時でも使えるアイテム」は、停電時に調達しようとしても、なかなか手に入るものではありません!
なので、普段から準備しておくことが大切です。
冷却シート
いわゆる「冷えピタ」ですね。
風邪をひいたときに使える定番アイテムですが、停電中の暑さ対策にも最適です。
しかし、暑さ対策に用いる場合には、注意していただきたいポイントが一つ。
それは、「冷却シートを貼る位置」です。
普段、風邪を引いたときとかに、冷却シートをおでこに貼って熱を冷ます、なんてことはよくありますよね。
ですが、暑さ対策のためには、おでこに貼るのはNGなんです!
なぜかといいますと、おでこに冷却シートを貼ると、体全体にその効果が行き渡らないのです。
暑さ対策のためには、おでこよりも首や脇の下など、太い血管が通っている所に貼るほうが、効果をより一層実感できるようです。
保冷剤
食べ物の鮮度を保つために使われる保冷剤ですが、これも先ほどの冷却シート同様、暑さ対策に便利なアイテムです。
どこの家庭にもありますし、暑さ対策にも使えるので、停電時にはもってこいですね。
これも、冷却シート同様に首や脇の下など、太い血管が通っている所に挟むと、体全体が冷えて熱中症予防になります。
しかし!そのまま使用すると、「凍傷」の恐れがありますので、注意してください!
使用するときは、タオルやハンカチなどでくるんでから使うと、より安全に使用することができます。
水
災害が起こった時のために、必ず備えておくべき「水」ですが、停電時の熱中症予防にも、欠かせないアイテムとなります。
停電時、水道から水が出なくなってしまう可能性がありますので、あらかじめ、水を用意しておくことが重要です。
使い方としては、そのまま飲むのももちろんですが、あらかじめ冷やしておいて、先ほどのアイテム同様に、体を冷やすためのものとしても使えます。
台風だけに限らず地震や大雨など、他の災害が起こった時にも欠かせないものですので、普段から準備するようにしておいてくださいね!
お風呂
あなたが生活の上で何気なく使っているお風呂ですが、これが台風による停電の際に活用できるものであることはご存じでしたか?
台風による停電の対策として、あらかじめお風呂に水を溜めておくことで、水風呂として暑さをしのぐことができるようになります。
もし、あなたや家族の人が「熱中症になったかも…」と思ったら、水を張っておいたお風呂に入れてあげてくださいね。
クーラーボックス
当たり前ですが、停電になってしまったら復旧するまでの間、冷蔵庫は全く使用できなくなってしまいます。
冷蔵庫が使えなくなったら食材が腐ったり、保冷剤が冷やせなかったりと、色々と大変なことが起こってしまいます…
そこで便利なのが、クーラーボックスです!
クーラーボックスがあれば食材の腐敗を防ぐだけでなく、暑さ対策に必要な保冷剤の長期保存が可能になります。
一度停電になってしまえば、いつ復旧するか、状況によって変わります。
長期の停電に備えるために、一家に一台、クーラーボックスを置いておくのは、決して無駄なことではありませんよ!
電池式扇風機
真夏の定番の扇風機ですが、コンセント式のものの他に、乾電池式のものがあります。
この電池式の扇風機は、停電時に暑さを和らげてくれる便利なアイテムとなります!
値段も、1000円から2000円程度でとってもお手頃。万が一の備えに、購入を考えてみてはいかがですか。
室内での熱中症の症状や予防対策!備えていたグッズの使い方も解説!
停電時に備えて、しっかりと準備しておいた場合でも、熱中症のリスクが0になるわけではありません。
特に小さい子供や高齢者は、環境の変化に非常に敏感です!
小さな変化も見逃さないようにしなくてはいけません。
顔がいつもより赤かったり、汗の量がひどく多かったり…そんな「いつもとは違う」状態が、熱中症のサインです。
もし、「熱中症かも?」思ったとき、次のような行動を心がけてください。
▼こまめに水分補給をする!
「水分補給」は、熱中症を予防するために、最も大切なことといっても過言ではありません。
しかし、停電によって断水が起こってしまった場合、必要な水分が摂れない…という大変なことが起こってしまうかもしれません。
そのためにも、もしもの場合に備えて、非常用の水を用意しておくことは”本当に”大切です!
熱中症の疑いがあるときはもちろん、熱中症の症状がでていなくても、こまめに水分はとるようにしてください。
「夏場は喉が渇いてからでは遅い」とも言いますからね!
▼体を十分に冷やす!
熱中症の対策としては、体を冷やしてあげることが大切です。
体を冷やすことができないと、体温が上昇し、熱中症の重症化につながってしまうことも…
なので、熱中症の疑いがある場合は、すぐに体温を下げてあげるようにしましょう。
もし熱中症になってしまったら、濡れタオルや保冷剤、冷却シートを用いて、体を冷やしてあげてください。
また、お風呂に水を貯めている場合は、すぐに入るようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、台風による停電時にできる暑さ対策について書きました。
台風は、毎年のように夏になると日本列島にやってきて、各地に大きな爪痕を残して去っていきます。
古くから、日本における怖いものについて、「地震、雷、家事、おやじ」という言葉がありますが、個人的には「地震」の次に「台風」が来てもいいんじゃない?と思うくらい、台風は怖いものだと思っています(笑)
台風に対する備えをしておくことは、日本で暮らすうえで、本当に必要不可欠なことだと私は思っています。
もう一度言いますが、「備えあれば、憂いなし」です!
あなたも是非、台風への備えを充実させておきましょう!