藍の歴史と驚きの効果効能!人類最古の染料が抗菌と抗ウイルス作用?

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「藍」とは、何を指しているのか説明できますか?

「藍」は藍色の色素(インディゴ)を含む染料のことで、

それを生み出す植物の総称です。

実は、藍の色素を持つ植物は、世界中に100種以上もあります。

 

人類最古の染料といわれている「藍」。

昔から天然染料としてだけでなく、防虫や防腐、そして薬として、

様々な用途に用いられ、重宝されてきました。

 

それは、昔の人たちが経験則として、

藍の効能を感じ、生活に取り入れてきたということなのでしょう。

 

現在では、藍の研究が進み、効能はきちんと証明されています。

そして、これまで知られていなかった効能もされ、藍の注目度が増しています。

 

そんな「藍」のスーパーパワーについて、迫っていきましょう。

 

 

注目度ナンバーワン!藍の抗菌・抗ウイルス作用がどんどん発見?

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戦国時代、鎧の下に藍染の着物を着ることで、傷の回復を早めたといいます。

江戸時代に農民達は、過酷な農作業による肌荒れや皮膚病、

虫除けのために藍染の着物を着ていました。

 

また、雑菌が繁殖して臭いが気になるような、

作務衣やふんどし、足袋、そして包帯などにも藍染を使っていました。

 

つまり、そんな昔から藍の抗菌作用を活かしていたのですね。

 

藍には「トリプタンスリン」という抗菌成分があることがわかっています。

アトピー性皮膚炎を例に挙げてみましょう。

 

アトピー性皮膚炎の多くは、

皮膚に常在しているマラセチア菌の増殖が原因となっており、

抗菌作用をもつ藍が、このマラセチア菌を抑制してくれるそうです。

 

アトピー性皮膚炎の治療薬として使われる硝酸ミコナゾールよりも、

トリプタンスリンの方が、約6倍も強い抗菌性を示し、

臨床実験でも、アトピー性皮膚炎の改善が確認されています。

 

昔の人が、藍染の着物は肌荒れや皮膚病に良いと感じたのは、

きっとこういうことだったのですね。

 

アトピー性皮膚炎に悩まされている多くの患者さんたちにとって、

大変嬉しい効能になりそうですね。

更なる研究が進められることを期待します。

 

藍の効能として、もう一つ、抗ウイルス作用にも注目が集まっています。

 

2009年、「蓼藍」の茎のエキスに、

Aソ連型インフルエンザの増殖を抑制する効果があることが発見されたようです。

 

そして、今年2020年、弘前大学の研究で「あおもり藍」の葉のエキスにも、

A型インフルエンザウイルスの増殖を抑制する効果があるとわかったそうです。

「あおもり藍」とは、青森県内で農薬を使わずに栽培されている藍です。

 

こちらが実験内容。

「A型インフルエンザウイルスにあおもり藍の葉のエキスを混ぜたものと、
 A型インフルエンザウイルスだけのものを、培養細胞にふりかけて比較。
 ウイルスだけのものは、1mlあたり6000個の細胞が感染したが、
 あおもり藍のエキスをまぜたものは、感染した細胞は見つからなかった。」

 

現在、「インフルエンザウイルス阻害剤」として、特許を出願中です。

あおもり藍を使ったインフルエンザ予防商品の開発、とても待ち遠しいですね。

 

 

藍の新たな効果効能は農業にも?農作物の生長促進や病気予防も!?

これも弘前大学の研究です。

「あおもり藍のエキスを使って、農作物の生長を促す!」

 

こんな実験と結果が報告されています。

「あおもり藍のエキスにつけた種と、何もしていない普通の種を、

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 同じ条件で育てたところ、エキスにつけた方が2.5倍も実を多くつけた。」

 

また、リンゴの病気予防にも効果があったという報告があります。

非常に興味深い結果ですよね。

 

抗菌作用のところで説明した「トリプタンスリン」。

あおもり藍から抽出したトリプタンスリンを使い、

天然由来の農薬を開発、商品化していく方向です。

 

 

藍の歴史を世界と日本で遡る!青色の意味とジャパンブルーの由来が関係?

藍染文化の歴史を振り返ってみましょう。

 

世界的にみてみると、こんな歴史が解明されています。

・紀元前3000年頃のインダス文明の遺跡から、藍染の染色槽跡が発見されました。
・エジプトのテーベ遺跡では、紀元前2000年頃のミイラに、
 藍で染められた麻布が巻かれていました。
・紀元前1300年頃の、ツタンカーメンのミイラにも藍染の布が使われていました。

 

その後、藍はシルクロードを通じて、インド、中国など、

オーストラリアを除いた全世界に広がりはじめます。

・ヨーロッパでは「ウォード」(これも藍色の色素が入った植物です)の栽培が、
 はじまります。

・その後、インドで生産された「インドアイ」が、
 染料として世界中で使われるようになります。
 ★藍の色素を「インディゴ(インドからやって来たと言う意味がある)」と呼ぶのは、
  このためです。

・「インドアイ」が主流になったため、ヨーロッパのウォードは消滅しました。

 

それでは、次に日本における藍染めの歴史をたどってみましょう。

 

まず日本での藍は、奈良時代、おそらく遣隋使、遣唐使どちらかが、

中国から持ち帰ったのだろうといわれています。

当時、聖徳太子が定めた冠位十二階制で、
位によって衣服の色分けしていましたが、
第2位が藍染の絹の衣類を着ていました。

その他、琵琶を入れる袋にも使われたりなど、
現在でも法隆寺や正倉院には、藍で染められた当時の布が保存されています。

 

そして時代は14世紀に入っていきます。

・戦国時代、室町時代になると、薬効も広く知れ渡ります。
・安土桃山時代、徳島藩で、藍の栽培を保護、奨励し、藍染めが普及し始めます。
・江戸時代には、作業着から高級な衣類まで、あらゆるものが藍染になりました。
・明治時代、暮らしの中で藍色が基本の色となり、
 国鉄職員、郵便局員の制服にも藍染めの布が使われました。

 

この頃の日本は、きっとどこを見渡しても、

藍染めの服を着た人たちばかりだったのでしょう。

 

明治8年、政府の招聘で日本にやって来たイギリスの化学者アトキンソンは、

日本中が藍色の服であふれていることに驚き、そして賞賛し、

藍色を「ジャパンブルー」と名付けたのです。

 

ここから、「藍染=日本」というイメージがつき、

男子サッカー日本代表の愛称も「サムライブルー」、

そして、2020年東京五輪のエンブレムにも藍色が使われているのですね。

 

 

まとめ

大昔から人々の生活を支え、命を守ってきた藍が、

今、また改めて注目されています。

未だ発見されていないパワーを秘めている可能性も、あるかもしれませんね。

 

一度は衰退したものの、確かな効能を持っているからこそ復活した「藍」。

あなたも暮らしの中に、「藍」を取り入れて、

そのスーパーパワーを自ら感じてみませんか?

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