「オーラルフレイル」の症状やチェック方法とは?予防はパタカラ体操?

健康

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歳をとる毎に心配になる筋力低下ですが、

心配すべくは体だけではないとご存じでしょうか?

 

健康といえば足腰や脂肪に意識が向きがちですが、

実は近年、舌や口回りの筋肉低下によって健康が妨げられることが判りました。

 

  • 「なんだか最近、やたらと食べ物を良くこぼす…」
  • 「固いものも砕けなくなって、よくむせるようになった…」。
  • 「会話中の滑舌も悪くなり、噛むことが増えた気がする」

 

こんなお悩みが長いこと続くようならば、

それは「オーラルフレイル」の可能性が高いかもしれません。

 

口周りの筋力低下で死亡率が2倍以上に跳ね上がる病状、

その名も「オーラルフレイル」。

 

「オーラルフレイル」とは食べ物を噛んだり、飲み込んだり、

会話をする上での口腔機能(歯と口の働き)の衰えを意味する言葉です。

 

早期発見が重要なカギとなる老化のサインでもあるこの現象。

特に40代、50代の半数近くの人たちが当てはまってしまうもので、

殆どの場合が自覚症状なく進行しているのだとか…。

 

さらにコロナ禍によるリモートワークの普及や、

感染を気にして人と会うのを躊躇してしまう…

など会話の減少は避けられません。

 

こんな時代だからこそリスクが高まる「オーラルフレイル」。

今回はなぜ「オーラルフレイル」を放置すると危険なのか、

自身の口腔筋力低下診断、そして改善法まで、

その実態に迫っていこうと思います!

 

 

なぜオーラルフレイルを放置すると危険なの?こんな症状に発展する?

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なぜ口周りの筋力が衰えると、死亡率が2倍以上も跳ね上がってしまうのか。

 

口腔機能が低下すると、前述したように噛んで飲み込む力が衰えます。

すると飲み込んだものが食道でなく気管の方に入り込んでしまう。

それにより誤嚥(ごえん)が起こるのです。

 

しかも歯周病や虫歯、口の中の乾燥により口内環境が悪化していると、

唾液や食べ物に含まれている細菌が誤嚥で気管流れ、肺にまで侵入。

 

その結果、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまう可能性があるのです。

この誤嚥性肺炎ですが侮るなかれで、インフルエンザの10倍以上、

年間約38,000人もの方が命を落としている病なのです。

 

また、口周りの筋力低下でもっとも注意するべきなのは舌の機能低下です。

舌の機能低下で気を付けるべきは「低位舌(ていいぜつ)」という症状。

 

この「低位舌」とは、舌があるべき正常の位置より低い位置にある状態のことで、

舌の側面にボコボコとした歯型の跡などが見られる特徴があります。

 

こちらを放置してしまうと、舌が低い位置・舌が下がり気道が狭くなる、

さらにはいびきをかきやすく、

睡眠時の無呼吸症候群に繋がってしまうことにもなりかねません。

 

この睡眠時無呼吸症候群により、日中の異常な眠気や高血圧、

心筋梗塞、心不全、脳梗塞などの合併症が高確率で発生し、

冒頭の死亡リスクが2倍に結びついてしまうのです。

 

自分の知らぬ間に、低下の一歩を辿っている口腔機能…。

今の自分はどうなのか気になってしまいますよね。

そんな方の為に、オーラルフレイルを見極めるポイントをお教えいたします!

 

 

オーラルフレイルのチェックは「パタカ」?構音障害の方法を活用!?

実はこのオーラルフレイルですが、

歯の治療に訪れた際に患者さんのちょっとした行動により、

発覚するケースが多いのだそうです。

 

歯医者での検査の場合は、会話中に違和感がないかや、

特殊なガムを使用して調べたり、

ベロの力を測るべく舌圧測定をするなどさまざまな方法があります。

 

オーラルフレイルの症状は主に、固いものが噛みづらい、

食べ物をこぼしてしまう、むせるようになった、

滑舌の悪さ、口内の乾燥があげられます。

 

確かに当てはまりはするけど、本当にオーラルフレイルなのか…。

そんな自分の状態に、いまいちしっくりこない方に

自宅でも自身の口腔機能が正常かを診断する方法があります。

 

それが、こちらの「パ、タ、カの発声法」。

「パ」は食べ物をこぼさないようにする動き、

「タ」は食べ物を押しつぶしたり、飲み込んだりする舌の動き、

「カ」は誤嚥せずに食べ物を食道へ流す筋肉が働いているかを確かめる動きです。

 

この「パ」「タ」「カ」を「パ、パ、パ、パ」というように一文字ずつ、

5秒間の間に連続して何回発音できるかを調べます。

1秒間に6回以上発音できていれば正常な状態で、

5秒間にすると30回以上という事になりますね。

 

1秒間に6回以下となると、滑舌の低下が見られますので注意が必要です。

簡単に診断できてしまうので是非、ご自身で確認してみてください!

 

 

オーラルフレイルはパタカラ体操で予防を!早口言葉で効果アップ?

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もしオーラルフレイルに既になっていたり、

なってしまわないか心配な場合の対処法はないものか…

という悩める皆さま。

ちゃんとありますので安心してください!

 

まず誤嚥性肺炎にならない為の対処法としましては、

口の中を清潔に保つことです。

 

なんと、11か所の特別養護老人ホームにて、

毎食後の歯磨きと殺菌効果のある洗口液でのゆすぎを徹底し、

さらに週1回の歯科医による専門的な口内の掃除を施した結果、

発熱や肺炎の発症率が下がったという例もあるのです!

 

それほど健康にとっても大切な口内環境の維持ですが、

やはり毎日のセルフケアに定期的な歯科検診重要なポイントになってきます。

 

毎日のセルフケアや検診を怠ってしまうと、

虫歯や歯周病により歯を失う恐れも…。

 

歯の本数が少なくなれば噛む力も衰えます。

一般的には歯の本数が20本を下回ると、噛む力は著しく低下するといわれていて、

柔らかいものばかりを好むようになります。

すると口周りは弱り、オーラルフレイルを悪化させる悪循環に繋がるのです。

 

そんな悪循環に陥らない為にすべきなのが、自宅でできるセルフケア。

と言われましても、一体どんなことをすればいいのでしょうか。

 

まず、虫歯の原因は歯の間などにできるプラーク(歯垢)です。

こちらは歯科検診時にも除去して貰うのが確実ですが、

普段から溜めない努力も必要不可欠!

 

歯垢の除去には、歯科医の指導による適切なブラッシング法に、

歯間ブラシやフロスの使用がオススメです。

そこにプラスして、マウスウォッシュなどでお口の除菌を行えば、

セルフケアとしては自信を持っていい域だと思います。

 

そして、気になる口や舌の筋力低下による睡眠時無呼吸症候群の予防ですが、

こちらも日々のセルフケアがとても大事になってきます。

ここでは簡単に毎日できる、筋力向上トレーニングを伝授したいと思います!

 

先ほどやった、オーラルフレイル診断の「パ」「タ」「カ」に、

新しく「ラ」を追加して、「パパパ、タタタ、カカカ、ラララ」

続けて「パタカラ、パタカラ、……」と発音します。

 

この追加された「ラ」ですが、舌全体を上下に動かしており、

舌の筋力向上にとても適しています。

やる時はできるだけ大きな声で、はっきりと発音することを心がけましょう!

 

さらに効果的なのが「早口言葉」です。

こちらも舌に限らず、頬から唇まで口全体の動きを活性化させることに有効です。

【初級】
生麦生米生卵(なまむぎ なまごめ なまたまご)
隣の客はよく柿食う客だ(となりのきゃくはよくかきくうきゃくだ)

【中級】
社長 支社長 司書室長(しゃちょう ししゃちょう ししょしつちょう)
馬屋の前の 濡れ生麦わら(うまやのまえの ぬれなまむぎわら)

【上級】
生なまず生なまこ生なめこ×20回(なまなまずなまなまこなまなめこ)
消費支出費 非消費支出費×10回(しょうひししゅつひ ひしょうひししゅひ)

【初級】【中級】【上級】と分けてみましたがいかがでしょうか。

私も試してみたところ、中級あたりから、

だいぶ呂律と言葉の認識が思うようにいかなくなってきました…。

これはいかん。

 

そして、下がってしまった舌を正常な位置に戻す、

「舌圧トレーニング」も欠かせません。

①口を大きく開けて、舌をできるだけ前に出します。
②出した舌で上唇を舌先でタッチしましょう。
③同じく、左右の口の端も舌先でタッチします。

最後に「口の開閉ストレッチ」食道周りの筋肉も強化し、誤嚥を回避しましょう。
⑤大きく口を開き10秒間口を開けたままキープします。
⑥口を閉じて10秒間休憩タイム。

この動作を朝と晩で5回ずつ繰り返しましょう(計10回)。

 

こちらのトレーニングですが、やり過ぎてしまうと、

顎関節症や脱臼の恐れもありますので、

行う際は慎重に無理はしないよう注意してくださいね。

 

他にも、本や新聞を声に出して読んだり、

カラオケなど歌を歌う事も効果的です。

 

ガムを噛むことも顎を鍛える運動になるのでオススメですが、

誤嚥に繋がるリスクもあるので、

自身の今の筋力の状態に応じて何が適切か判断しながら行ってください!

 

 

まとめ

「オーラルフレイル」について説明させて貰いましたが、

初めて聞く方も多かったのではないでしょうか。

 

筋力と聞けば足腰を鍛えることに行きがちですが、

まさかの口周りの筋力がここまで重要視されているとは知りませんでした。

 

口腔機能が衰えるだけで、会話が減り、食べる意欲も湧かなくなる。

となると栄養が行き渡らずに体の筋肉まで痩せていき、

体力が減退し外出も億劫に…。

 

そう、このオーラルフレイルというのは病気だけでなく、

社会からも孤立の一歩を辿ってしまう恐ろしいものなのです。

 

長い人生を、出来るだけ楽しく明るく生きる為に、

ぜひとも皆さまもオーラルフレイル対策を取り入れてみて下さいね!

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