大阪市内で温泉が増加の理由とは?源泉の宝庫で豊かな地層の謎!

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あなたは関西で人気のある温泉地と聞いて、どんな場所を思い浮かべるでしょうか?

例えば、兵庫県の有馬温泉や和歌山県の白浜温泉、

古代から名湯と言われ人気があり、非常に有名です。

 

しかし実は今、大阪市内で温泉付きホテルや、

スーパー銭湯などの温泉施設が増えているんです。

大阪に温泉がたくさんあるなんて、あまりイメージが湧かないですよね。

 

初めて本格的に大阪で温泉が出たのは1988年、

歴史は浅いのですが急速にその数を増やしており、

20年前に比べて3倍にも増加しているといわれています。

 

関西では京都をぬき、和歌山と兵庫に次ぐ3番目の源泉数を持っているんですよ。

 

しかし、大阪には大きな火山もありませんし、大きな温泉街もありません。

いったいなぜ、大阪でこんなにたくさんの温泉施設を

オープンさせることができるんでしょうか?

 

それは、大阪が温泉を採掘するのに最適の地層構造を持っているからなんです。

詳しく説明していきますね。

 

 

大阪平野はどこを掘っても温泉が出る!?地層構造に理由や要因が?

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大阪府の大部分を占める近畿地方最大の平野である大阪平野。

この大阪平野の地層構造が、大阪に源泉がたくさんある大きな要因なんです。

 

要因の1つ目は地層がやわらかく、採掘しやすいということ。

大阪平野は大阪地層というとてもやわらかい地層が、

地表から深さ約1500メートルほどを占めているんです。

 

そのため採掘がしやすく、さらにより地下深くの源泉まで到達できるんですね。

 

そして2つ目の要因が、源泉の温度上昇率です。

 

温泉の定義として、

  • 特定の物質を一定以上含んでいること
  • 採掘時の温度が25度以上であること

このどちらかを満たす必要があります。

 

大阪の場合、25度以上の地下水を採掘しやすい地層を持っているんです。

温泉には2種類あり、それが火山性と非火山性です。

 

火山性の温泉は、雨水などが地表にしみこんでできた地下水が、

火山の下にあるマグマだまりの熱で温められ、

断層の割れ目から湧きあがったりボーリングでくみ上げられています。

 

一方、大阪の温泉のような非火山性の場合は地下水が地熱で温められています。

 

一般的には100メートル採掘するごとに、

地下水の温度は約3度上昇するといわれているんですが、

大阪平野では何と約3.6度も上昇するんです!

 

これは地球を覆っているプレートといわれる岩盤の動きと

関係が高いとされています。

 

西日本では日本列島の下にフィリピン海プレートが沈み込んでいて、

この作用でちょうど大阪の地下に熱が発生しやすくなっているのでは?

といわれているようですね。

 

さらに最初に説明した通り、地層がやわらかいのでより深く採掘できます。

深く掘ればその分地熱で地下水はより温かくなりますし、

保温効果も発揮されます。

 

地下水が地上まで上がってくるうちに、温度は少しずつ低下してしまうので、

温度上昇率が高いということは温泉採掘にとって大きなメリットになりますよね。

 

このように大阪は温泉採掘に非常に適した地層構造をもっており、

「大阪平野では1000メートルも掘れば、

 その地下水は温泉の定義にまず当てはまるだろう!」

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とさえいわれているんです。

 

 

でも大阪に温泉街がない!大分県との湧出量を比較して見えたこと!

大阪の地層が温泉の採掘に適しており、

そのおかげで温泉施設が増えていることが分かりました。

 

とはいえ、有馬温泉や白浜温泉のような、

いわゆる有名な温泉街が大阪には存在しませんよね?

 

そんなにたくさんの源泉があるなら、旅館やホテルを集めた方が、

温泉好きのお客様を集められると思うんですが…。

 

実は大阪は確かに温泉の採掘に適した地層を持ってはいるのですが、

お湯が沸きだす量があまり多くはないんです。

 

温泉の湧出量全国一位をほこる大分県の279,462ℓ/分に対して、

大阪の湧出量は35,076ℓ/分と大きな差があります。

 

このため有名な温泉街のように温泉施設を密集させることが難しく、

規模の小さいスーパー銭湯やビジネスホテルのような利用が多くなっているんです。

 

 

このまま温泉施設が乱立して温泉が枯れないの?枯れる原因も調査!

最初に述べたとおり、今大阪では温泉施設が急激に増えています。

 

日本人は温泉好きが多いですが、今はインバウンドのお客様にも温泉が人気で、

これが施設を増やしている一つの理由でもあるみたいですね。

 

しかし、ここで心配になるのが、

そんなに施設を増やして源泉が枯れたりしないのか?ということです。

 

いくら人気とはいえ、ただでさえ湧出量があまり多くはない大阪の源泉ですから、

少し心配です。

 

実は大阪の多くの源泉が位置する深さ800メートル~1500メートルの地下は、

水を蓄えやすい小石や砂利などの砂れきと呼ばれる層に当たるようです。

つまり、地下水を溜めておく保有力がとても高いんです。

 

とはいえ、地下水の源である雨水が、

そこまで浸透するには長い年月がかかりますので、

適量の利用を心がける必要はあります。

 

そこで、2008年度より大阪では温泉資源を守るために、

800メートルの範囲内では新しい温泉は採掘できない、

というルールを決めています。

 

限りある貴重な温泉資源です、みんなでルールを守り温泉を楽しみたいですね。

 

 

まとめ

大阪には何度か遊びに行ったことがありますが、

まさか温泉施設がそんなに多いとは知りませんでした。

 

温泉を楽しもうと思うと、どうしても大きな温泉街を思い浮かべてしまいますが、

大阪のように都市部で気軽に温泉に浸かれるのもなかなか便利そうですね。

 

大阪の街中を観光して歩き回った後、夜は市街のホテルの温泉でゆっくりする、

というのもなかなかいいプランなのではないでしょうか。

 

調べてみると、なんと関西空港近くの住宅街にも、

関空温泉と呼ばれる温泉があるそうです。

 

ぜひあなたも大阪で温泉旅行、ためしてみて下さい!

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