幻の高級食材の温泉もやしとは?青森県大鰐もやしの特徴や長い歴史!

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「もやし」と言えば節約食材の代表格。

しかし世の中には、幻の高級食材と呼ばれるもやしもあるのです。

 

もやしが高級だなんて、全く想像がつきませんよね!

一体どんなもやしなのでしょう?

 

それは青森県大鰐町で栽培される「温泉もやし」。

栽培から収穫、洗浄に至るまで水道水は使わず、

すべてを温泉水で育て上げる栽培方法は他に類を見ません。

 

これが非常に手間とコストのかかる栽培方法であるため、

大量生産には向かず一般に出回ることがあまりありません。

 

その珍しさから「幻の冬野菜」とも呼ばれていて、

高級料理店にも卸されるような特別なもやしなのです。

 

また、温泉もやしが高級品とされるのは、

その栽培にかかる手間と珍しさからだけではありません。

なんといってもその味わいの特別さに、近年ますます注目が高まっているのです。

 

温泉もやしは土に敷いた藁の上で栽培するため、

工場生産の水耕栽培もやしに比べて、深い土の香りが強くなります。

 

さらにはじっくりと7日間育て上げることによって、

普通のもやしよりも何倍も背が高く、

シャキシャキと食べ応えのあるもやしに仕上がっているのです。

 

この記事では幻の高級食材、

青森県大鰐町の温泉もやしの栽培の秘密をご紹介していきます。

 

 

温泉もやしと普通のもやしとの違い?栽培方法にここまでのこだわり!

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先ほども触れたように、

温泉もやしと普通のもやしには栽培方法から味まで、異なる点が沢山あります。

もやしに共通して必要なのは、温かい水と暗い場所です。

 

一般的なもやしは大豆を温めた水に浸して吸水させ、

暗所で水耕栽培したものを収穫してから、

大豆の殻などを取り除くために洗浄し、出荷しています。

 

温泉もやしは、このすべての工程に温泉水を使っているのだそうで、

とても贅沢ですね。

 

加えて温泉熱の地熱を利用した土耕栽培にこだわっているので、

大型の工場で大量生産することができません。

 

そんなに美味しいのならたくさん作って全国で発売してほしい!

と思ってしまいますが、

この土地でしか食べられないというプレミアム感も、

きっと美味しさのスパイスなのでしょう。

 

そしてとても具体的な栽培方法ですが、以下のように手間をかけて行われます。

温泉熱で温められたホカホカの土に40~50センチの溝を掘り、
その中に優しく藁を敷いて「小八豆」と呼ばれる地域在来種の大豆をまきます。
先人が選び抜いたこの品種以外では、美味しい温泉もやしは作れないそうです。

一個の大豆から一本のもやしが生えますので
相当数の大豆を手作業でまくことになります。

そこから4日間は味を決めるための大事な期間で、
大豆の上に藁をかけ、土の温度をしっかりと管理しながら大切に育てます。
ここにも地域に長年受け継がれた熟練の技が光ります。

最終的に7日間じっくりと育て上げたら、いよいよ収穫です。
このとき大豆の殻や土を落とすための洗浄も温泉水を使って手作業で行われます。
最後に昔ながらの藁紐で縛ってまとめ、出荷です。

 

そして驚くべきことに、

一度栽培に使った土は養分をつけさせるために1年間は使用しません。

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毎回かならず新しく養分たっぷりの土に替え、大豆をまいているのです。

 

豆をまくところから出荷まで、本当にひとつひとつ丁寧で、

手間がかかっていると感じますよね!

 

温泉もやしの特別な栽培方法が分かったら気になるのはその特徴と味です。

ここにも普通のもやしとは大きな違いがあります。

 

じっくりと育て上げられたその姿は、

普通のもやしよりも何倍も長く、40センチほど。

 

藁でまとめられた束はかなり大ぶりです。

土耕栽培ならではの土のいい香りをまとい、

食感も水耕栽培の物に比べてシャキシャキと強めです。

 

地元ではざく切りにして味噌汁から油炒めまで、様々な料理に使われています。

 

 

350年の長い歴史!絶滅危機の温泉もやしがブランドを築いた理由とは?

さて、ここからは大鰐町の温泉もやしが、

どうやって全国レベルのブランド力を身に付けていったのか、

その歴史を紹介します。

 

いくら美味しいといえど「もやし」は「もやし」。

高級食材にまでその価値を高めるには地域の相当な努力があったのです。

 

温泉もやしが栽培され始めたのは350年前といわれていて、

津軽三代藩主、信義も湯治のときには必ず用意させたという記録も残っています。

津軽を代表する伝統野菜なのですね。

 

代々と伝わるその栽培技法を忠実に守り、

本来は気温が低くなる冬にのみ出荷していました。

知る人ぞ知る、といった人気はありましたが、

一つの農家が専業で勝負できるほどのブランド力はありません。

 

そのため近年栽培を続ける農家もどんどん減ってしまい、

このままでは伝統が途絶える危機に面していました。

 

せっかくこんなに美味しいもやしなのに

その味や技術が途絶えてしまうなんて悲しいですよね。

 

そこで2009年、大鰐町出身の若者が名乗りを上げ、

温泉もやしのブランド力向上にむけて通年での生産技術を開発しはじめたのです。

 

気温が高くなる夏場はカビや菌も繁殖しやすく非常に栽培が難しいそうですが、

安定して出荷が出来るように今でも常に改良を重ねているとのこと。

今でも努力が続けられていることに、並々ならぬ情熱を感じます。

 

こうやって出荷量が増えたこともあって知名度はますます上がり、

今では全国の高級料理店からも声のかかるほど人気野菜になりました。

 

地元でもますます需要は増え、

地場産センターでもすぐに売り切れてしまう人気ぶりです。

 

出荷量が増えたとはいえなかなか地元以外では出会えない食材ですが、

見つけたら是非とも食べてみたいものですね!

 

 

まとめ

このように歴史と伝統、そして生産者の思いが詰まった温泉もやしは、

地元の料理屋さんをはじめ、地場産センターで手に入れられます。

青森へ旅行に行った際、一つの目的地として楽しみが増えますね。

 

東京でも高級料理店などには卸されることもあるそうなので、

大ぶりでシャキシャキのもやしの美味しさを是非その舌で体験してみてください!

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