羊羹の漢字の由来は意外な料理が関係?日本生まれな3種類の羊羹とは?

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あなたは羊羹を食べる機会があるでしょうか。

羊羹といえばちょっと高級なイメージがありますよね。

 

老舗の和菓子屋さんだったり、

古くから地方にある銘菓の中にも有名な羊羹が数多く存在します。

 

また、羊羹は糖度がとても高いため腐りにくく、

保存性が高いことから災害時の非常食としても最適です。

 

さらに、最近はマラソンや登山などの激しいスポーツ中で食べる補助食であったり、

宇宙食として認定されている羊羹まで存在しているんですよ。

 

そんな万能食の羊羹ですが、私は昔から1つ気になることがありました。

「なぜ、あんこのお菓子なのに羊の字が入っているんだろう?

 漢字の由来ってあるのかな?」

ということです。

 

あなたも不思議に思いませんか?

 

実は、この「羊羹」という漢字は羊羹のルーツに関係しています。

何と羊羹の始まりは羊肉の羹(あつもの)、つまり温かい汁物だったんです!

どういうことなのか、詳しくみていきましょう。

 

 

漢字に隠された羊羹のルーツ!それは意外な料理だった!?

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羊羹はあんこのお菓子なので日本で生まれたと思う方が多いかもしれません。

しかし実際は中国に起源のある羊肉を使った羹(あつもの)、

つまり温かい汁物が始まりなんですよ。

 

羊羹は鎌倉時代から室町時代にかけて、

中国へ留学していた禅僧が日本へ伝えたといわれています。

 

ただ禅宗では肉食を禁じていましたし、何よりその頃日本には羊がいません。

そこで小豆や小麦粉・葛粉などの植物性の材料を使った蒸し物を羊肉に見立て、

そこに熱い汁をかけた精進料理として食べるようになったんです。

 

その後に武家や貴族社会へと広がっていき、

茶の湯にも登場するようになったことから、汁気のないものが作られるようになり、

時代とともに甘みが加わっていったとされています。

 

まさか菓子ではなく、汁物が始まりだったとはビックリです。

そして「羊羹」という漢字にはきちんとした理由があったんですね。

 

 

羊羹は実は総称だった!?日本で生まれた3つの羊羹とは?

羊肉の羹(あつもの)から始まった羊羹ですが、

製造の技術が少しずつ向上していくと共に、

味も形状も進化を遂げてきたんです。

 

今では羊羹というとその多くが煉り羊羹をさしていますが、

実際には3種類に分類されるんですよ。

 

蒸し羊羹

日本で1番昔からある羊羹が、蒸し羊羹です。

羊の羹をマネて作ったものから始まり、少しずつ甘みが加わって、

料理から菓子へと変化していきました。

 

蒸し羊羹は餡に小麦粉や葛粉をつなぎとして使い蒸すことで固めています。

そのためやわらかく、モチモチとした食感で甘さが控えめなことが特徴ですね。

ただ水分の量が多いため日持ちは短めです。

 

歴史の古い蒸し羊羹ですが、

江戸時代後期からは後に説明する煉り羊羹が主流となり、

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砂糖が控えめで素朴な味わいの蒸し羊羹は、

残念ながらあまり目立たない存在になってしまったんです。

 

ところが、大正時代になると、

「これまでにない味わいのお菓子を作りたい」という職人さんの手によって、

蒸し羊羹と栗の甘露煮を合わせた栗蒸し羊羹が考案され、大人気となりました!

 

自然な優しい甘さの栗蒸し羊羹は、秋になると無性に食べたくなりますよね。

 

煉り(ねり)羊羹

煉り羊羹は小豆をたいた餡と砂糖に、

寒天を溶かした水を加えて煉ることからつけられた名前です。

煉り混ぜながら煮詰めて水分を飛ばし、型に流し込んで固めていきます。

 

煉り羊羹は蒸し羊羹よりも糖度が高いこと、

そして寒天が入っていることから日持ちもとても長くなりました。

 

そして高価な砂糖を多く使用するため、

蒸し羊羹よりも高級な菓子として認知されていき、

その存在感を徐々に増していきました。

 

まさに江戸時代後期は煉り羊羹の全盛期、

この時代に多くの店が煉り羊羹の製造・販売を開始したといわれています。

 

水羊羹

水羊羹は煉り羊羹の親戚のような存在で、使われている材料はほぼ同じです。

寒天や餡の量を少なめにして煮詰めずに固めるため、

名前の通り水分をたくさん含んだ羊羹に仕上がるんですよ。

 

のど越しがよくスルッと食べられますし、軽い食感なのが特徴です。

 

この水羊羹の誕生の由来には諸説あるようなんですが、

1つ面白い説をご紹介します。

 

京都へ奉公に来ている丁稚さんが実家の福井県に里帰りする際、

奉公先の主人がお土産として煉り羊羹を持たせてくれました。

 

しかし、高級な煉り羊羹をそのまま食べたのではもったいないと、

水で薄めて量を増やして食べた、というところから水分の多い水羊羹が生まれた、

といわれているそうなんです。

 

そのため、福井県では冬に水羊羹を食べる風習があったり、

丁稚羊羹という名前で販売されている水羊羹もあるんですって!

毎年11月頃になると福井県のスーパーや和菓子屋さんでは、

大量に水羊羹が並ぶんだとか…。

 

夏のイメージがありましたが、寒い冬にこたつの中で食べる水羊羹も、

なんだか美味しそうですね。

 

煉り羊羹は高級品だった一方、水羊羹は八百屋や駄菓子屋で買うことができたため、

庶民が気軽に食べられる和菓子の1つだったようです。

 

 

まとめ

羊羹と言えば日本を代表とする和菓子の代名詞とも言えるような存在ですよね。

ところが、意外にも起源は中国。

しかも菓子ではなく料理の1種だったことには、本当に驚きました。

 

私の中で羊羹はまさしく煉り羊羹のイメージでしたが、

調べてみると蒸し羊羹にとても興味がわきました。

 

高級品で何となく手を出しにくいような印象を羊羹にはいだいていましたが、

ぜひ美味しいお店を調べて購入してみたいと思います。

 

これから年末年始、何かと手土産が必要になる季節がやってきます。

 

羊羹は日持ちが長い・多少のことでは崩れない・うまく固まる、

こんな意味合いからとても縁起の良いお菓子とされています。

手土産に困ったら、ぜひ羊羹を手にとってみて下さいね。

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