海外で水道水を飲んではいけないってよく聞きますよね?
日本では当たり前のように水道水を飲むことができますが、
海外では当たり前ではありません。
そこで今回は、
「水道水が飲める国って日本以外にどこがあるの?」
「なぜ海外では水道水が飲めない国が多いの?」
こういった疑問にお答えしていきます。
本記事では
1、水道水が飲める国は日本を含め9ヵ国
2、海外で水道水が飲めない国が多い理由
といった内容で解説していきます。
海外で水道水が飲める国!実は世界に日本を含め9ヵ国しかない!
水道水が飲める国は、以下です。
①日本 ②アイスランド ③アイルランド ④スロベニア ⑤スウェーデン ⑥フィンランド ⑦ノルウェー ⑧オーストリア ⑨ニュージーランド
少し前まで国土交通省の資料で15ヶ国ほどとされていましたが、
2018年最新の資料では上記9ヵ国にまで減少しています。
他にも飲めるが注意が必要とされている国が21ヶ国あります。
ただ国土交通省が安全に飲める国として発表しているのは上記9ヶ国です。
①の日本はアジアでは唯一の水道水が飲める国です。
少し前まではアラブ首長国連邦も入っていましたが、
最新の資料からは除外されています。
日本の浄水技術は非常に高くて世界からも認められているほどです。
日本で生活をしていれば水道水を飲めるのは当たり前と思われますが、
日本の水道水は安心・安全で世界に誇れるものなのです。
②~⑧まではヨーロッパの国々が名を連ねています。
水道インフラが整っているのはもちろんですが自然に囲まれた国が多く、
もともとの水質が良いのがヨーロッパの特徴です。
アイスランドでは水道の蛇口から天然水が出てくるので、
ミネラルウォーターを買うのは無駄といわれるほどです。
オーストリアではアルプスの湧水をそのまま水道水に使われていたりと、
ヨーロッパでは水道水が飲める国が多くなっています。
しかしヨーロッパの多くは硬水で日本は軟水なので、
日本人がヨーロッパの水を飲むとお腹を壊す可能性があるので注意が必要です。
水道水が飲める国として発表されているもう1ヶ国が⑨のニュージーランド。
ニュージーランドは日本と同じ軟水が水道から出てきます。
水道水にはフッ素が配合されていて、
ニュージーランド人の虫歯率を下げるためだそうです。
しかし水道水にフッ素を配合するかしないかは自治体に任せられており、
クライストチャーチではフッ素を配合しない方針を取っています。
海外で水道水が飲めない理由!単純な衛生面だけじゃなかった!
水道水が飲めない国が多い理由は「国土の広さ」「コスト面」「発展途上」、
といった問題があります。
水道水を飲めるようにするには浄水処理場などのインフラが必要で、
そのためには高度な技術と莫大なコストが伴います。
国土が広い国でインフラを整えるとなると、
ペットボトルの水を作った方がより生産的なのです。
発展途上の国ではそもそも水道自体が整っていなかったりするので、
飲むことなどあり得ません。
水道水が飲める9ヶ国はいずれも国土が小さく先進国ですよね?
中国やロシアは先進国ですが国土が広く、
水道水が飲めるようなインフラは整えられていません。
中国では歯磨きで口をゆすぐことさえ注意が必要とされています。
まとめ
水道水が飲めるのは世界でたったの9ヶ国しかないことにも驚きですが、
その中に日本が入っているのは誇らしいですね。
日本に住んでいると水道水が飲めるのは当たり前ですが、
世界では決して当たり前ではありません。
水は人間が生きていく上で欠かせないもの。
無駄使いしたりしないよう大切に使っていきましょう。