「バーベキューで焼くキャベツの下ごしらえが知りたい。
切り方や、鮮度が落ちない保存方法は?」
「ほかの野菜は何にしよう…。火が通りにくい野菜は事前に加熱するといい?」
「万全の準備をしてバーベキューを盛り上げたい!」
こういった疑問や悩みを、調理歴15年の視点から解決します。
この記事を読めば、次のことがわかります。
- バーベキュー用キャベツの切り方と保存方法・大きめのザク切りでOK
- キャベツ以外のバーベキュー野菜の切り方・事前加熱ですぐ焼ける
お店のように専門的なやり方ではなく、
あくまでホームパーティー向けに、簡単にできるやり方を紹介しています。
バーベキューのみならず、お家で焼肉をする際にも使えるやり方です。
ぜひ参考にして、楽しいバーベキューライフを満喫してください。
バーベキュー用キャベツの切り方と保存方法!大きめのザク切りで!
野菜炒めより大きいザク切りにします。
キャベツは火が通りやすい野菜なので、小さく切るとすぐに焦げるからです。
また、小さいと網目から下に落ちてしまいます。
とくに葉の部分が焦げやすいので、大きめに切りましょう。
キャベツの切り方
水にさらす用のザルとボウルを用意しておきます。
切ったそばからザルに入れていくと、作業場所を広く使えます。
- 芯を上にして1/8カットにすると、安定して切りやすい
- 可能な限り、太い茎の部分が縦に半分になるように切ると、火が通りやすくなる
- 芯から変色していくから必ず芯を落とす
- 中心の柔らかい部分は小さいので、切らずに外してそのまま使う
- 葉側は焼けやすいので大きく、芯側はその逆なのでで小さく、部位で大きさを変える
キャベツの保存方法
- よく水にさらすか、じっくり水につけて置く
- よく水気をきる
- 保存袋に入れて密閉する
葉と葉の間が汚れているのでよく水にさらします。
水分が腐る原因なので、よく水気をきります
空気にふれると変色します。密閉するときは極力空気を抜いてください。
ジップロックが便利ですが、
100均で売っている『OK袋』という透明のポリ袋でも十分です。
空気をしっかり抜いて袋を結びましょう。
湿らせたキッチンペーパーで包むとなお良いですが、
1日程度ならなくても問題ありません。
「本当にそれで大丈夫?」と思うかもしれませんが、大丈夫です。
2~3日はもちます。
飲食店でも炒め用キャベツの下処理はだいたい上記の工程です。
基本、手間をかけません。
分量ですが、だいたい1人前1/8切れを目安にすれば十分です。
シメに焼きそばをするなら多めで良いでしょう。
ちなみに、葉の部分は塩とゴマ油で和えて、
肉が焼けるまでの前菜にすると喜ばれます。
ただ、前日に仕込むと水分が出るので、現場に到着してから調理しましょう。
簡単!バーベキューでのなすや玉ねぎ等の野菜の切り方と下ごしらえ!
バーベキューの野菜は基本何でも良いです。
珍しい野菜を焼いてみて新たな発見をするのも、バーベキューの醍醐味だからです。
しいていえば、火が通りやすい野菜と、
通りにくい野菜で区別すると選びやすいです。
偏ったラインナップにならず、焼く順番が組み立てやすいからです。
ここでは、一般的に定番とされている野菜を紹介します。
火が通りやすい野菜の切り方
玉ネギ
輪切りにします。楊枝を刺しておくとバラバラになりません。
なす
斜めにスライスします。(厚さ1㎝くらい)
ぶ厚過ぎるとなかなか焼けません。
切り口が変色しやすいので、水か薄めの塩水に浸けてから保存袋で密閉します。
キノコ類
濡らしてはいけません。
香りが飛ぶだけでなく、腐りやすくなります。
なるべく包丁を使わず手で割きます。
鉄の匂いがうつるからです。
軸に切れ込みを入れて、そこから優しく割きます。
かさの部分は崩れやすいので注意しましょう。
断面に凹凸ができることで、味が染みやすくなります。
火が通りにくい野菜の切り方
事前にレンジで加熱しておくと、当日すぐに焼けます。
600Wで2~3分が目安です。
人肌の温度に冷めてから保存袋に入れてください。
「水気を取って、空気が入らないように密閉する」
という保存方法はほかの野菜と同じです。
かぼちゃ
とても硬い野菜なので、怪我をしないように十分気をつけてください。
種とワタ(種のまわりのフワフワした分部)を取り除きます。
水分を多く含んでいるからです。
皮を下にして、薄めにスライスします。
くれぐれも怪我をしないように気をつけてください。
取り扱いに自信がない場合は、サツマイモにすると良いでしょう。
洗ったあと、皮つきのまま斜めにスライスします。
にんじん
皮をむいてから、斜めにスライスします。
0.5~1㎝が目安です。
薄めに切るなら、事前に加熱しなくても大丈夫です。
まとめ
- 芯を上にして1/8カットにする
- 可能な限り、太い茎の部分が縦に半分になるように切る
- 芯を落とす
- 中心の柔らかい部分を外す
- 葉側と芯側にわけて切る(葉側を大きめ・芯側を小さめに)
- よく水にさらすか、じっくり水につけて置く
- よく水気をきる
- 保存袋に入れて密閉する
キャベツ以外は火が通りやすい野菜と、
通りにくい野菜でわけると用意しやすくなります。
火が通りにくい野菜は、事前にレンジで加熱しておくと、当日すぐ焼けます。
バーベキューは食材以外にも、焼き台の準備などやることがあります。
簡単に済ませられることは済ませて、なるべく仲間と一緒に過ごしましょう。
一人で作業しないことがバーベキューを楽しむコツです。