「暑い!クーラーつけたいけど、電気代が気になる…。」「つけたり消したりすると、逆に高くなるって本当?」「つけっぱなしにすると故障しそう…。」「経済的に暑さをしのぐテクニックが知りたい!」こういった悩みや要望に応える記事です。
最後まで読めば、次のことがわかります。
- つけたり消したりは、電気代が高くなる
- 電気代を節約するテクニック
- 節約する際の注意点
クーラーの正しい節約対策が理解できます。今日から実践できる簡単テクニック5選や、節約対策の注意点も解説しています。この記事をぜひ参考に、快適な夏を過ごしましょう。
電気代を安くするには?クーラーをつけたり消したりは逆効果の理由!
節約したいからといって、クーラーをつけたり消したり、最初から「弱運転」にするのは逆効果です。なぜならクーラーは設定温度まで温度を下げるとき、一番電気代がかかるからです。
例えるなら、自転車のこぎはじめと同じ理屈です。発車するときに一番エネルギーを使いますが、一旦スピードに乗ってしまえば、最低限のパワーで進めます。
効果的な節約対策は、次のとおりです。
- 設定温度に到達するまでは、フルパワーで短時間に冷やす
- 到達した後は、むやみにつけたり消したりしない
自動運転機能がついているクーラーであれば、機械に任せても良いでしょう。最適な設定温度や、その後の温度調整も自動でやってくれるからです。
とはいえ、「つけっぱなしは電気代が気になる」と思うかも知れません。もちろん、常につけっぱなしが良いわけではありません。長時間外出する場合は、一旦クーラーを消した方が良いでしょう。誰もいない部屋で何時間もつけっぱなしにするより、帰宅時に再度つけた方が節約になるからです。例えば、仕事などで2時間以上、部屋に誰もいなくなる場合です。
▼『こんな時はクーラーをつけっぱなしでOK!
外の気温と設定温度の差が激しい場合は、つけっぱなしの方が節約できます。同じ設定温度でも外が暑い分、到達するまで時間がかかります。一番電気代がかかるフルパワー運転を、長時間おこなうので電気代が高くなるのです。逆に夜など涼しい時間帯の外出ならば、2時間以内でもクーラーを消したりつけたりした方が、節約になる場合があります。
クーラーの節約の仕方!簡単だけどあまり知られていない節約術5選!
つけっぱなし以外の簡単テクニックを、5つ紹介します。
- 熱気を逃がしてからつける
- 設定をうまく調整する(温度・風量・風向き)
- 扇風機を併用する
- 室外機に熱がこもらないようにする
- クーラーをまめに掃除する
詳しく解説していきます。
熱気を逃がしてからつける
部屋に熱気がこもった状態だと、冷えるまでに時間がかかります。フルパワー運転が長時間続くので、電気代が高くなります。
設定をうまく調整する(温度・風量・風向き)
設定温度まで達したら、省エネ温度の28℃にしましょう。最小限のパワーで、クーラーを効かすためです。
風量を「弱設定」にして、消費電力を節約します。自動運転だと温かい場所を感知して、強風になってしまうからです。
風向を上向きに設定しましょう。冷たい空気は重く、下にたまるからです。上向き設定にすることで、高低差なく冷やせます。
扇風機を併用する
冷えた空気が循環するので、全体的に涼しくなります。クーラーの対角線上に扇風機をおくと、まんべんなく冷気が行きわたります。
室外機に熱がこもらないようにする
室外機は、部屋の熱を外に逃がす働きをします。室外機自体に熱がこもると、外に排出するためにより多くの電気を使います。日陰を作るなどして、室外機の温度を下げるだけでも節約できます。
クーラーをまめに掃除する
フィルターや、上部にある空気の取り入れ口にホコリがたまると、クーラーの効きが悪くなるからです。設定温度に到達するのが遅くなり、無駄な電気を消費します。
【つけっぱなしの注意点】
▼カビが発生しやすくなる
クーラー内部の空気が冷やされ続けて、結露ができるからです。湿った状態のところにホコリやゴミが溜まると、カビが発生しやすくなります。
▼こまめに手入れをしないと寿命が縮む恐れがある
家庭用クーラーの寿命は一般的に、1日8時間ほどの運転時間で10年を目安にしています。つけっぱなしにする分、まめなメンテナンスが必要です。
対処法はやはりフィルターを定期的に掃除しましょう。部屋のホコリを取り、換気を良くしてください。汚れた水分を含んだ空気が、クーラー内部に入らないようにすることが大切です。
クーラーを消した後、30分~1時間ほど「送風運転」をするのもおすすめです。冷えたクーラー内部の温度が上がり、結露を防いでくれるからです。
まとめ
クーラーの節約対策として、つけたり消したり、最初から「弱運転」にするのは逆効果です。クーラーは設定温度まで下げるときに、一番電気代がかかるからです。
具体的な節約対策は次のとおりです。
- 設定温度に到達するまでは、フルパワーで短時間に冷やす
- 到達した後は、むやみにつけたり消したりしない
上記以外の簡単テクニックと、節約対策の注意点は次のとおりです。
【簡単テクニック5選】
- 熱気を逃がしてからつける
- 設定をうまく調整する(温度・風量・風向き)
- 扇風機を併用する
- 室外機に熱がこもらないようにする
- クーラーをまめに掃除する
【つけっぱなしの注意点】
- カビが発生しやすくなる
- 寿命が縮む恐れがある
- こまめに掃除すれば対処できる
何だかんだと毎年夏はとても暑いです。この記事を参考にして、快適かつ経済的に乗り切っていきましょう。