「教えてあげようか?」
「やり方はこうした方が効率いいよ」
質問していないのに説明してくる。それも何度も。
上司に「これも知らないの?大丈夫?」なんてマウントされるとイラっときちゃいますよね!
そんな相手が会社にいて困っていませんか?
私は転勤制度のある会社で働いています。
毎年のように異動があるため、たくさんの上司と働く機会がありました。
私が「苦手だなー」と感じるのは、聞いてもいないのに教えたがる上司です!
いわゆる「教え魔」ってやつですね。
そんな私でも教え魔の「心理」を知ることで、相手を理解し、対処することができるようになりました。
教え魔の心理は「承認欲求」にあるんです。
「自分ってすごいだろ?」とマウントをとることで満たされ、優位性を保とうとするのです。
この行為によって自分の心を満足させて、承認欲求を満たすことができるんですね。
この記事では教え魔の特徴や対策を紹介しています。
教え魔のよくある特徴は4つ。
- 人を助けたい
- 言うことを聞かせたい
- 人のことを信頼していない
- 自信に満ち溢れている
そして、教えたがりは男性に多い傾向にあります。
そんな教え魔の対処法は?
- はっきりと話しを終わらせる
- 深く突っ込んで質問してみる
- 教え魔より知識を持つ
教え魔の心理を知ることで、教えられることのストレスやウザい気持ちから解放されましょう!
教えたがりは男に多い!男性のこんな特徴が教えたがりにさせている!
結論から言うと、教え魔に男が多いのは「プライド」が高いからです。
男は女に比べて「プライド」が高いと言われています。
幼い頃からの経験で「男は強くないといけない」「男なんだからしっかりしないと」という固定概念があるためです。
プライドが高い男には、「頼れる存在でありたい」「カッコよくみられたい」「モテたい」などの「承認欲求」が特に強いのです。
教え魔の心理は「承認欲求」です。
要するに、「承認欲求」が強いのは「プライドが高い男」であるため教え魔には男が多いと言われているんですね。
とはいえ、女性にも教え魔はいます。
たとえば「年配女性に子育てに関して延々とアドバイスされたわ…」なんてこともよく聞く話です。
「マズローの5段階欲求」をご存じでしょうか。
人の欲求には、「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」があります。
「承認欲求」は男女問わず、人に共通する欲求ですので、年齢・性別関係なく誰でも教え魔になってしまう可能性はあるのです。
教え魔の上司や先輩はこんな気持ち!そこからわかる仕事中の対策!
せっかく教えてくれるけどなぜ「うざい」などと感じてしまうのでしょうか?
それはアドバイスを求めているかどうかにあるんです。
人がアドバイスを受け入れるには、「何らかの意見を求めている状態」が必要です。
ですから聞く体制がないのにアドバイスされてもウザいだけなのです。
なぜ教え魔は求められていないことに気が付かないのでしょう?
教え魔はどんな気持ちで仕事をしているのでしょうか。
教え魔にも特徴があるので見ていきましょう。
教え魔のよくある特徴3つ
1.人を助けたい
人間はある程度実績があると、後輩を育てたい気持ちは出てくるものです。
後輩に助言することで自分自身の存在意義を確認しているので、相手が本当にアドバイスを欲しがっているかどうかは関係ありません。
親切心からくる「教え魔」タイプです。
2.言うことを聞かせたい
自分の理想や考え方を教えてきて、賛同させることで主導権を握ろうとします。
地位が高い上司に多いタイプです。
3.人のことを信頼していない
人の行動を信頼していないので、「ミスをしそうだな」と考えているタイプです。
ミスしないようにアドバイスをすることで、自分の安心に繋げています。
「このやり方だといずれミスるから、こっちのやり方に変えたらいいよ!」と余計なアドバイスとなってしまいます。
4.自信に満ち溢れている
自分がすべて正しいと思っているので、人の行動につい口出ししたくなります。
知識があるため、一度話が始まるとエンドレスです。
知識が悪い方へ使われているタイプです。
教え魔はこのような心理から余計なアドバイスをしています。
これらの根本にあるのは「承認欲求」です。
認められたいという欲が強いあまりに、教え魔と化してしまうのです。
教え魔に対して「そうなんですね!」と相づちをうってしまうと、承認されたと思い込み、さらに喜んであなたに関わるようになります。
ではどのように対処していくのがよいのでしょうか?
効率的な対処法をご紹介します。
教え魔の対処法は?
はっきりと話しを終わらせる
「わかるので大丈夫です」とはっきり話を終わらせてみましょう。
その時に「ありがとうございます。」と感謝の言葉を添えると、相手の気持ちを受け止めているので効果的です。
深く突っ込んで質問してみる
「その根拠はなんですか?」「このやり方がいいと思うのはなぜですか?」
などすぐには返答が難しいような質問をしましょう。
教え魔には薄い知識しか持たない人も多いので、質問にオロオロするかもしれませんよ。
教え魔より知識を持つ
教え魔よりも勉強して、逆に教えてあげると承認欲求が満たされなくなるので、教えてこなくなるでしょう。
こちらからマウンティングを仕返すようになりますが、一枚上手に思われることで承認欲求を満たしてくれる相手ではなくなりますね。
まとめ
この記事では教え魔の特徴や対策を紹介しました。
教え魔は男性に多く、「人を助けたい」「言うことを聞かせたい」
「人のことを信頼していない」「自信に満ち溢れている」という特徴がありました。
そんな教え魔には、「はっきりと話しを終わらせる」「深く突っ込んで質問してみる」「教え魔より知識を持つ」といった対処法が効果的です。
会社で教え魔に出会ったときには、ぜひこの情報を思い出してくださいね。