いつの間にか蜂の巣が家の軒下にできている!ってことが結構あります。
まだ蜂の巣が小さいから自分で落としてみよう!と思い立ったり、子供たちが興味本位で蜂の巣を竹ぼうきなどで落としたなんてこともあるでしょう。
蜂の巣を落としたまではよかったものの、蜂の巣を落とした後処理について意外と知られていません。
実は蜂の巣を落とした直後と、働き蜂が戻ってきた時が非常に危険なのです。
落とした直後は中の蜂が巣から出てきて、警戒して飛び回っています。
外から戻ってきた働き蜂も蜂の巣がないために、蜂の巣があった場所周辺で警戒しながら飛んでいるのです。
この2点を避ける方法があれば、自力でも安全に蜂の巣を落とせます。
ただ、他にも注意するのが死骸となった蜂や蜂の子の後処理方法です。
蜂の巣の落とした場合の注意点や死骸となった蜂の注意点を紹介します。
蜂の巣の退治にも時期がある!巣が小さい春から初夏にやるべき!
家の軒下に蜂の巣を作る蜂は、スズメバチやアシナガ蜂などが挙げられます。
スズメバチはかなり危険ですが、アシナガ蜂も毒針を何回も刺せるので、小さいながらも危険な蜂になるのです。
どちらの蜂も家の軒下などに蜂の巣を作ることが非常に多いのが特徴です。
問題はこれらの蜂の巣を放置することで、家の住民や近隣の方にも危険が及んだりします。
それを避けるためには、蜂の巣を落としたいって思いますよね。
ただし、実は最適な蜂の巣を落とす時期があります。
それは、4月~5月の2ヶ月間のみ!
この時期が比較的安全に蜂の巣を落とせる時期なのです。
理由は下の二点になります。
- 蜂の巣がまだ小さい。
- 働き蜂の数が少ない、またはまだ生まれていない。
蜂の活動が活発になってくるのが7月以降になりますので、それからは蜂の巣を落とすことはとても危険を伴います。
蜂の巣を落とした直後は危険!1日は近づかないでそのままに!
4月と5月の2ヶ月間に蜂の巣を落とした場合でも、女王蜂が近くをウロウロしていますので、また同じ場所に巣を作ってしまう可能性もあります。
できれば、蜂の巣を落としたと同時に女王蜂も殺虫剤などで駆除しておくと、巣が作られることはないです。
先ほど紹介したように、蜂の活動時期は7月ですから、7月以降は決して近づかないことです。
仮に7月以降何らかの理由で、蜂の巣を落とした・落ちていた場合には、丸1日近づかないでください。
巣の中で生き残った蜂や、戻ってきた働き蜂が巣の周りでうろうろしているので、1日は確実に近づかないことがベストです。
また、蜂の脅威が去った後にも注意が必要なのです。
蜂の死骸を発見した場合には、素手で触るのは厳禁です!
死骸でも摘まんだ時に反射運動で毒針が刺さってしまう可能性があるので、ほうきと塵取りでごみ袋の中に入れるのがいいでしょう。
蜂の巣を落としてずっと放置はダメ!落とした後の幼虫まで退治を!
蜂の巣を落とした・落ちていた場合には、1日近づかないことが分かりました。
しかし、その後の蜂の巣の処理をしないで放置してしまう方が意外と多いのです。
別に問題がないのでは?と思うかもしれませんが、中には蜂の子がたくさん残っている事が問題になります。
- 生き残った蜂の子が成虫になり、中から女王蜂と働き蜂が孵化する可能性が高まり、また蜂の巣を作り出す可能性があります。
- 落ちた蜂の巣の中は通気性が悪くなり、息苦しくなった蜂の子が外に出てきます。蜂の子は栄養価が高いため、鳥やスズメバチ、トンボ、クモなどを引き寄せます。
このように、落ちた蜂の巣を放置することで、2次被害を受ける可能性が高まります。
落とした蜂の巣や落ちてしまった蜂の巣は放置せずに、1日たった後に殺虫剤を蜂の巣の巣の穴に噴霧すれば、中にいる蜂の子の処分することができるのです。
まとめ
- 蜂の巣を落とす時期は、4月と5月の2ヶ月間で行う事
- 7月以降は蜂の活動が活発化するため、巣を落とすことは危険
- 巣を落とした後は、生き残りや戻った働き蜂が警戒しており、丸1日巣に近づかない
- 1日経過後、巣周辺で蜂の死骸を素手で摘まむと毒針が刺さる可能性がある
- 巣を落として放置すると、中の蜂の子が成虫になって活動し、捕食する動物や昆虫を引き寄せて、2次的被害が出る場合もある
- 蜂の巣を落としたら放置せず巣の中に殺虫剤を噴霧する
蜂に刺されることで、アナフィラキシーショックを起こす可能性もありえますので、自分では無理!と判断した場合には業者などに相談してください。
自力で蜂の巣を落とした場合には、後処理まで完全に行いましょう!