「明日台風だけどJR動くのかな…」
「大雨で電車が運休してるかも!?今日帰れるのかな…」
JRの運行状況で悩んだことはありませんか?
この記事では、「雨・風・地震・雪」といった天候や災害条件別の運休基準を紹介しています。
詳細は後述しますが、運休判断のための明確な値は決まっていないようです。
それでも基準となる条件はありますので、それも交えて紹介しますね。
運休基準を知ることで計画的な行動ができるため、対応策が立てやすくなりますよ!
JRの天候別の運休基準!雨・風・雪・地震などは規模に応じて!?
私は10年以上、JR通勤を続けています。
運休基準を活用することで、事前に計画を立てて行動することができています。
通勤の経路を変えたり、時間を変えたりする判断基準になりますね。
長いJR通勤歴でツラかった経験は、2時間ものあいだ缶詰状態にされたことですね。
台風が近づいていたのですが、電車は動いていました。
しかし、強風の影響で線路の途中で電車が停車したのです。
だんだん減っていくスマホの充電をみるたびに「遠回りだけどバスにするんだった…」
と後悔しました。
通勤で運休や遅延に振り回されるのはもう嫌ですよね。
こちらが天候別の運休基準になります。
雨
降雨量で判断する場合、1時間あたり40mm以上、継続300mm以上で運転見合わせになるケースが多いです。
風
風速25メートル以上で運休となります。
風速20~25メートルになるケースでは、25キロメートル以下の速度規制が行われます。
(風速25メートル以上の強さといえば、走っているトラックが横転するほどです!)
地震
震度5以上の地震であれば即運転見合わせとなるようです。
雪
10~20センチ以上になると、運休の可能性が高くなります。
「もっとはっきりした基準値ないの?」
そう思われるかもしれません。
そこで、実際にJR西日本にも問い合わせてみました。
結論、運休の基準は線区や区間で詳細に決められていますが、基準値については公表していないとのことでした。
環境の変化のため基準の見直しがたびたび行われるので、混乱を招かないためにも公表していないようです。
明確な数字があれば判断しやすいんですけどね。
地区により雨・風・地震等の強度は違うだろうし一概に具体的な数値を出すのは実際には難しいようです。
JRは台風直撃予報だと運休する!?計画運休ってどんな基準?
台風が直撃するからといっても、必ずしも運休になるわけではないようです。
しかし台風はある程度のルートが予想できるため、直撃する可能性が高い場合は、あらかじめ電車を運休にする場合があります。
これは「計画運休」と呼ばれる対策です。
JRが契約している気象会社から運休見込みになる可能性のある時間帯の情報を収集して運行計画を立てているようです。
JR西日本では2015年から計画運休のルールを決めていて、中心気圧950ヘクトパスカル未満の台風が直撃すると予想されるときに発表されるといわれています。
逆に言えば、それよりも弱い台風の場合では「計画運休」されないこともあるということですね。
計画運休を実施する場合は、計画を実行する24時間前に発表されるものとしています。
24時間前だったらかなり余裕をもって対策できますね!
ゲリラ豪雨の場合は?JRの運行を左右する雨量規制値を詳しく解説!
JRの運行は雨量で制限されています。それはゲリラ豪雨であっても同じです。
しかし、風速と違い一般的な規制値があるわけではありません。
具体的な規制値は、地形や過去の災害履歴といったデータに照らし合わせており、各区間によって異なります。
そのため「雨量が何ミリで規制します」といった簡単な回答は難しいようです。
たしかに山間部と平野部とでは土砂災害の危険度も異なりますよね。
ゲリラ豪雨が発生しても、土地の状況によってJRの判断はかわってくるので、大雨の場合の運休判断はなかなか難しそうです。
おおまかに降雨量で判断する場合、1時間あたり40mm以上、継続300mm以上で運転見合わせになるケースが多いので、私はこの数値を参考にすることにしています。
まとめ
運休基準には、
- 「大雨:地区、区間によって規制値は変わってくる。降雨量で判断する場合、1時間あたり40mm以上、継続300mm以上で運転見合わせになるケースが多い」
- 「風:風速25メートル以上で運休」
- 「地震:震度5以上の地震であれば即運休」
- 「雪:10~20センチ以上になると、運休の可能性が高い」
という基準がありました。
調査してみると、なかなか明確な規制値が出てこなかったのは意外でした。
やはり予測困難な天候なので、明確な規制値は公表しにくいんですね。
とはいえ運休基準を把握しておけば、あらかじめ対策を講じやすくなるでしょう。
万が一に備えて、運休基準を役立てていけるといいですね。