就活の面接や自己紹介カードでよく出てくる座右の銘。
「ざゆうのめい」って読みます!
あなたは何て答えていますか?
私は昔、野球選手の上原浩治さんが好きだったので「雑草魂」と言っていました。
座右の銘とは、自分が常に心に留めて置いている大切な言葉です。
私のように、有名人が言った言葉、過去の偉人の名言を使ってもOKです。
その他にも、ことわざや四文字熟語を使ってもいいです。
座右の銘の意味や語源、類義語との違いについても見ていきましょう。
座右の銘って何?読み方や意味を小学生にも説明できるようにご紹介!
座右の銘(ざゆうのめい)とは、常に自分の心に留め置き、自らの心を戒め律するための言葉・格言のことです。
簡単に言うと、自分が常に心に留めて置いている大切な言葉です。
自分が何かに困り行き詰ってしまった時、人生の道しるべになる言葉。
自分自身を励ましてくれる言葉と考えてもいいでしょう。
座右の銘は、自分自身を表す言葉でもあります。
例えば「有言実行」が座右の銘だとします。
言葉だけ見れば、やる気があって粘り強く、努力家なんだなと思いますよね。
「一期一会」が座右の銘なら、出会いを大切にする社交的な人なんだなと想像できますよね。
その本人がその通りの人柄ならいいんです。
「有言実行」と言いながら、覇気がなく大人しかったら、「あれ?本当?」と思われてしまいますよね。
「大人しそうに見えて、実は活発です!!」とアピールできるならいいですが、あまりにも自分とかけ離れた座右の銘を使うのは危険です。
就活の面接で、その場しのぎで考えたものを言っても見破られてしまいます。
私も就活のエントリーシートで座右の銘を書く場所がありました。
その時は「雑草魂」らしく、負けず嫌いでどんなに踏まれても、また伸びていくような活気に溢れた就活生だったので、違和感がなかったんだと思います。
しかし、入社して5年。
後輩に向けて自己紹介シートを書く機会があり、座右の銘「雑草魂」を書きました。
その頃の私はやる気のないキャラだったので、「らしくない!!!」と周りに爆笑されてしまいました。
座右の銘は、常に心に留めておくものです。
今からでも遅くないです、自分に合う素敵な格言や熟語を探してみましょう。
有名人の発言や言葉、偉人の格言、ことわざや四文字熟語。
日本語だけでなく、外国語でも大丈夫です。
最近では、アニメキャラクターのセリフを座右の銘にしてる人もいるみたいですよ。
では、なぜ座右の銘という言葉になったのでしょうか?
「座右」とは、右に座らせるという意味です。
昔、皇帝などの偉い人は自分の右側に信頼できる部下を座らせていた、というのが由来です。
つまり、大切なものは常に自分のそばに置いておく、という意味があります。
「銘」とは、言葉を刻み込むという意味です。
この2つの言葉を足すと、「常に自分の心に大切な言葉を刻み込んでおく→留め置いておく」という意味になったと言われています。
モットーは座右の銘の言い換え?意味の違いで上手く日本語を使おう!
座右の銘の類義語は、モットーやスローガンです。
この2つには微妙な違いがあります。
モットーは、座右の銘と同じように個人個人が心に留めておくものです。
スローガンは、職場のみんな、企業全体など、どちらかというとグループで一緒に目指す、目標、理想の在り方のようなニュアンスを含みます。
私が昔いた職場にも、「One for all All for one」というスローガンがありました。
企業だと英語でスローガンをかかげている所も多いと思います。
また、座右の銘とモットーはほぼ同じ意味ですが、少しだけ違いがあります。
座右の銘は、「他人が考えた言葉や熟語に感銘を受けて使わせてもらってる。」、モットーは、「自分で考えた言葉や考え方を公言する」、と考えるとわかりやすいと思います。
そのため、自分で考えた言葉は座右の銘とは言わないので注意しましょう。
もし就活の面接で、あまり馴染みのない座右の銘を言う時は、「〇〇さんが言った言葉なんですが…」と前置きすると、誤解されずに済みますよ。
まとめ
座右の銘とは、自分が常に心に留めて置いている大切な言葉です。
自分自身を励ましたり、迷った時に人生の道しるべになるような言葉のことを指します。
自分の性格や人となりを端的に表すこともできるため、有名人の言葉や偉人の格言、ことわざや四文字熟語など、自分に合った素敵な言葉を探してみましょう。
類義語はモットー、スローガンです。
微妙な違いがあるので、使い方には十分注意しましょう。